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「Google Chrome 27」が安定版に、Webページの読み込み速度が平均5%改善

アドレスバーの予測処理やスペルチェック機能の改善、脆弱性の修正も含まれる

「Google Chrome」v27.0.1453.93

 米Google Inc.は21日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版v27.0.1453.93を公開した。Windows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Mac OS X/Linux版および「ChromeFrame」にも最新版が提供されており、同じく同社のWebサイトからダウンロードできる。

 「Google Chrome 27」では、Webページの読み込みにかかる時間が平均5%程度改善された。詳しいメカニズムに関しては、下記リンクにあるベータ版の記事を参照のこと。5%という数字だけみれば一見取るに足らない改善にも思われるが、同社の見積もりによれば、これは「Google Chrome」のユーザー全体で毎週510年分以上の時間を節約したことになるという。

 さらに、“Chrome Apps”向けに“Sync FileSystem API”が追加されたほか、アドレスバー(Omnibox)における予測処理やスペルチェック機能が改善。オーディオ関連の処理に不具合が発見された「Adobe Flash Player」プラグインのアップデートも行われている。

 なお、今回のアップデートでは14件の脆弱性が修正されているので注意。深刻度の内訳は、4段階中上から2番目の“High”が11件、上から3番目の“Medium”が2件、最も低い“Low”が1件となっている。

ソフトウェア情報

「Google Chrome」Windows向け安定版
【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
27.0.1453.93(13/05/21)

(柳 英俊)