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「Google Chrome 26」が安定版に、11件の脆弱性を修正

スペルチェックを中心に機能の強化が施される

「Google Chrome」v26.0.1410.43

 米Google Inc.は26日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版v26.0.1410.43を公開した。Windows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Mac OS X/Linux版および「ChromeFrame」にも最新版が提供されており、同じく同社のWebサイトからダウンロードできる。

“Ask Google for suggestions(候補を表示する)”機能

 「Google Chrome 26」では、スペルチェックを中心に機能の強化が施された。“カスタム スペルチェック辞書”が複数のデバイスで同期できるようになったほか、スペルチェック機能“Ask Google for suggestions(候補を表示する)”で文法や同音異義語の確認を含めた高度なスペルチェックがサポートされている。“Ask Google for suggestions”とは、ブラウザに入力された内容をGoogleのサーバーへ送信し、Google検索で利用されている技術を応用したスペルチェックを行う機能。

 ただし、現在のところ、日本語でスペルチェック機能を利用することはできない。

指定したユーザーで「Google Chrome」を起動するショートカットを作成し、デスクトップへ配置する機能

 また、指定したユーザーで「Google Chrome」を起動するショートカットを作成し、デスクトップへ配置する機能なども追加されている。ベータ版でテストされていた“Chrome app launcher”や、新しいメニューデザインはまだ導入されていない。

 そのほか、今回のアップデートでは11件の脆弱性の修正が施されている。深刻度の内訳は、4段階中上から2番目の“High”が2件、上から3番目の“Medium”が4件(うち1件はLinux版にのみ影響)、最も低い“Low”が5件となっている。

ソフトウェア情報

「Google Chrome」Windows向け安定版
【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
26.0.1410.43(13/03/26)

(柳 英俊)