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クリップボード履歴の管理ソフト「Clibor」v1.4.0が公開

データのバックアップ・リストア機能が追加されたほか、定型文の検索をサポート

「Clibor」v1.4.0

 クリップボード履歴の管理ソフト「Clibor」の最新版v1.4.0が、8日に公開された。Windows 2000以降に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8で動作を確認した。現在、ベクターのライブラリページや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 「Clibor」は、クリップボードへコピーされたテキストを履歴として記憶し、再利用できるようにするソフト。頻繁に利用するテキストを定型文として保存し、貼り付けに利用することも可能。履歴をキーワード検索する機能や、あらかじめ登録したルールに従ってテキストを加工して貼り付ける機能、キュー(FIFO:先入れ先出しリスト)やスタック(LIFO:後入れ先出しリスト)としてテキストをストックし、貼り付けのたびにストックからテキストを取り出してクリップボードの内容を更新する“FIFO/LIFO”機能などを備える。

 今回のアップデートでは、データのバックアップ・リストア機能が追加。履歴や定型文といったデータのスナップショットを保存し、いつでも簡単に元の状態へ戻すことができる。自動で世代バックアップを取ることも可能。

 また、定型文のキーワード検索がサポートされた。定型文の登録数が多くなった時に役立つだろう。履歴のキーワード検索と同様、定型文の検索でも正規表現や“Migemo”による検索が行える。

データのバックアップ・リストア機能
定型文のキーワード検索がサポート

 そのほか、クリップボード履歴の監視ウィンドウ機能が追加されたのも便利。特定のウィンドウのみを監視したり、監視対象から除外するといったことが可能。また、整形機能や“FIFO/LIFO”機能のさらなる充実、クリップボードの内容をクリアする機能の追加、安定性の向上、不具合の修正などが盛り込まれている。

ソフトウェア情報

「Clibor」
【著作権者】
Amuns 氏
【対応OS】
Windows 2000以降(編集部にてWindows 8で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.4.0(13/07/08)

(柳 英俊)