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クリップボード履歴ツール「Clibor」で改行区切りのデータを1行ずつ貼り付け可能に

v2.3.4が公開

「Clibor」v2.3.4

 定型文の挿入もできるテキスト専用のクリップボード履歴ソフト「Clibor」の最新版v2.3.4が、2月2日に公開された。最新版では、改行区切りのクリップボード内データを、1行ずつ貼り付けられるようになっている。

 「Clibor」は、続けてコピーした複数のテキストを昇順・逆順で1つずつ貼り付けるFIFO/LIFOモードが備えている。そのため、改行区切りデータを1行ずつ貼り付ける機能は、このモードを利用しており、昇順・逆順をサポート。改行区切りで集めておいたデータを、適時必要な場所へ貼り付けるといった利用ができるだろう。

 改行区切りデータを1行ずつ貼り付ける機能は、起動パラメーターを使って有効化する仕組み。利用するには、あらかじめ「/nlff」(FIFO)、または「/nllf」(LIFO)を起動パラメーターとして付加したショートカットファイルや、バッチファイルを用意しておく必要がある。アプリ起動ランチャーなどを使ってもよい。

ショートカットファイルで起動パラメーターを指定

 「Clibor」が起動した状態で改行を含むデータをコピーし、先ほど用意したショートカットファイルなどを実行すると、FIFO/LIFOモードが有効化される。この状態で[Ctrl]+[V]キーなどで貼り付けを行うと、先ほどコピーしたデータが1行ずつに分割して貼り付け可能だ。

改行を含むデータをコピーし、用意したショートカットファイルなどを実行する
1行ずつに分割して貼り付け可能

 「Clibor」は、Windows 10以降に対応するフリーソフトで、作者はAmazonギフト券による支援を募っている。現在、作者のWebサイトや窓の杜からダウンロード可能。

ソフトウェア情報

「Clibor」
【著作権者】
千草 氏
【対応OS】
Windows 10以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.3.4(25/02/02)