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Windows Sysinternals、高機能タスクマネージャー「Process Explorer」v15.4を公開
Windows 8.1環境でプロセスがDPI変更の検知に対応するかどうかチェック可能に
(2013/8/5 17:19)
米Microsoft Corporationは1日(現地時間)、高機能なタスクマネージャー「Process Explorer」の最新版v15.40を公開した。Windows XP以降のクライアントOSおよびWindows Server 2003以降のサーバーOS(IA64版を含む)に対応するフリーソフトで、現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。
「Process Explorer」は、プロセスの動作状況を調査・コントロールできるタスクマネージャー。Microsoftの一部門である“Windows Sysinternals”によって開発が進められている。動作中のプロセスの詳細情報が表示できるほか、親子関係のツリー表示、種類による色分け表示などに対応している。また、CPUやGPUといったシステムリソースの使用率をプロセス単位でグラフ表示することが可能。
今回のアップデートでは、ログイン時に実行するオプションが追加された。[Option]-[Run At Logon]メニューを有効化すれば、ログインする際に「Process Explorer」が起動するようになる。また、“WmiPrvSE.exe”でホストされているWMIプロバイダーをツールチップで表示できるようになった。
そのほか、“DPI Awareness”項目がプロセスリストのカラムとして追加できるようになったのも注目すべき変更点。このカラムを有効にすると、プロセスがDPI変更の検知に対応しているかどうか(Unaware/System Aware/Per-Monitor Aware)を簡単に調べられる。この“DPI Awareness”項目は、Windows 8.1環境でのみ利用可能だ。
Windows 8.1ではモニターごとに異なるDPI(スケーリング)を指定できるようになっている。さらにアプリケーションが“Per-Monitor Aware”であれば、異なるDPI設定のモニター間を移動させた場合に、DPI設定の変更を検知してアプリケーションのスケーリング設定を合わせることが可能。たとえば「エクスプローラー」は“Per-Monitor Aware”なアプリなので、DPIの異なるモニター間を移動させても快適に利用できる。
ソフトウェア情報
- 「Process Explorer」
- 【著作権者】
- Mark Russinovich 氏
- 【対応OS】
- Windows XP以降(IA64版を含む)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 15.40(13/08/01)