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Adobe、「Adobe Reader」「Adobe Acrobat」の定例外セキュリティアップデートを実施

Windows版「Adobe Reader XI」「Adobe Acrobat XI」のみ

「Adobe Reader XI」v11.0.05

 米Adobe Systems Incorporatedは8日(現地時間)、「Adobe Reader」および「Adobe Acrobat」のセキュリティアップデートを実施した。今回は定例外のセキュリティアップデートで、Windows版のみの提供となる。

 同社が公開したセキュリティ情報(APSB13-25)によると、今回のアップデートではPDF文書を開く際に意図しないJavaScriptスキームのURIが実行されてしまう脆弱性(CVE-2013-5325)が修正されたとのこと。脆弱性の深刻度は、同社基準で4段階中最高の“Critical”で、更新プログラムの適用優先度は“2”と判定されている。

 本脆弱性は、Windows版「Adobe Reader XI」「Adobe Acrobat XI」v11.0.04で混入したJavaScriptセキュリティコントロールの不具合に起因しており、ほかのプラットフォームや製品には影響しない。今回公開された製品とバージョンは以下の通り。

  • 「Adobe Reader XI」v11.0.05(Windows)
  • 「Adobe Acrobat XI」v11.0.05(Windows)

 現在、アプリケーションに搭載されている自動更新機能を利用してアップデート可能。

ソフトウェア情報

「Adobe Reader XI」Windows版
【著作権者】
Adobe Systems Incorporated and its licensors
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Server 2008/7/8/XP x64/Server 2003 x64/Server 2008 x64/7 x64/8 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
11.0.05(13/10/08)

(柳 英俊)