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AVAST、誕生から25周年を迎える“アバスト!”シリーズの最新版「avast! 2014」を公開

ユーザーインターフェイスデザインの刷新とスキャンエンジンの最適化を図る

「アバスト! 無料アンチウイルス」v2014.9.0.2006

 チェコのAVAST Software a.s.は15日(現地時間)、セキュリティソフト“avast!(アバスト!)”シリーズの最新版「avast! 2014」を正式公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。本バージョンから、バージョンナンバーに年号を冠するスタイルに変更されている。

 「アバスト!」は、“シールド”と呼ばれるリアルタイム保護システムでファイルシステム、ブラウザー、メールソフトを守ることができるマルウェア対策ソフト。定義ファイルを常に更新し続ける“ストリーミングアップデート”や、“Community IQ”と呼ばれるクラウドソーシング分析をもとにしたレピュテーション機能、未知のマルウェアの実行を防ぐ“ディープスクリーン(DeepScreen)”機能などを備えるのが特長。今年で誕生から25周年を迎える。

 基本機能のみの「アバスト! 無料アンチウイルス」、オンラインバンキング保護とサンドボックス実行機能を搭載した「アバスト!プロアンチウイルス」(3,480円)、ファイヤーウォール機能とアンチスパム機能が追加された「アバスト!インターネットセキュリティ」(4,480円)、すべての機能を備える最上位版「アバスト! プレミア」(5,980円)という4つのエディションがラインナップされており、とくにユーザー登録のみで無償で利用できる「アバスト! 無料アンチウイルス」は人気が高い。

 「avast! 2014」は、「Windows 8.1」へ完全対応。ディープスクリーン”やクラウドスキャン機能が強化されたほか、機能追加により煩雑になりがちだったメニューやナビゲーションが整理され、シンプルでわかりやすいデザインへと刷新された。スキャンエンジンの最適化により、アプリケーションのファイルサイズやメモリの使用量も大幅に削減されている。

 またブラウザープラグインでは、これまでのサイトの安全性評価機能に加え、各種ソーシャルネットワーキングサービス(Facebook、Twitter、Google+)や「Google Analytics」などによるユーザー行動の追跡を拒否する機能が統合された。さらに、インターネットに接続できない環境で「アバスト!」を利用したウイルススキャンを行うのに便利なブータブルCD/USBメモリを作成する機能が新たに追加されている。

ユーザー行動の追跡拒否機能が統合されたブラウザープラグイン(スクリーンショットは「Google Chrome」用)
ブータブルCD/USBメモリの作成機能

ソフトウェア情報

「アバスト! 無料アンチウイルス」
【著作権者】
AVAST Software a.s.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/8.1/XP x64/Vista x64/7 x64/8 x64/8.1 x64
【ソフト種別】
フリーソフト(個人利用および非商用利用のみ)
【バージョン】
2014.9.0.2006(13/10/15)

(柳 英俊)