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Adobe、「Adobe Flash Player」「Adobe AIR」の月例セキュリティアップデートを公開

メモリ破壊の脆弱性を2件修正

「Adobe Flash Player」v11.9.900.152

 米Adobe Systems Incorporatedは12日(現地時間)、「Adobe Flash Player」および「Adobe AIR」の月例セキュリティアップデートを公開した。現在、最新版が同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。すでにインストールされている場合は、自動更新機能を利用してアップデートすることもできる。

 同社が公開したセキュリティ情報(APSB13-26)によると、今回の月例アップデートでは任意コードの実行を許す恐れのあるメモリ破壊の脆弱性が2件修正されている(CVE-2013-5329、CVE-2013-5330)。

 これらの脆弱性の深刻度は“Critical”(4段階中最高)で、すべてのプラットフォームに影響する。更新プログラムの適用優先度は「Adobe Flash Player 11.7」「Adobe Flash Player 11.9」(Windows/Mac OS X版)でもっとも高い“1”、それ以外は比較的緊急性の低い“3”。それぞれ以下の最新版への更新が推奨されている。

  • 「Adobe Flash Player 11.9」(WindowsおよびMac OS X):v11.9.900.152
  • 「Adobe Flash Player 11.7」(WindowsおよびMac OS X):v11.7.700.252
  • 「Adobe Flash Player 11.2」(Linux):v11.2.202.327
  • 「Adobe AIR 3.8」:v3.9.0.1210

 なお、「Internet Explorer 10」「Internet Explorer 11」用の「Adobe Flash Player」最新版v11.9.900.152は、“Windows Update”を通じて提供される。「Google Chrome」用の「Adobe Flash Player」は、同日公開された「Google Chrome」の最新安定版v31.0.1650.48に同梱されている。

ソフトウェア情報

「Adobe Flash Player」Windows版
【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
11.9.900.152(13/11/12)
「Adobe AIR」Windows版
【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.9.0.1210(13/11/12)

(柳 英俊)