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書籍や雑誌のようなレイアウトを簡単に設定可能になった「一太郎2014 徹」
テンプレートから表を作成できる“表作成”機能も追加
(2014/2/10 19:21)
(株)ジャストシステムは7日、定番の日本語ワープロソフト“一太郎”シリーズの最新版となる「一太郎2014 徹」を発売するとともに、体験版を公開した。Windows XP/Vista/7/8/8.1に対応しており、製品版はダウンロード販売16,800円(税込み)など。30日間利用できる体験版は現在、本ソフトの公式サイト“一太郎Web”からダウンロード可能。
「一太郎2014 徹」は、日本語文書を作成するために設計された使いやすいワープロソフト。最新版では、プロが作成した書籍や雑誌などのようなレイアウトスタイルを簡単に設定できる“きまるスタイル”機能が追加された。
きまるスタイル機能は、[文書スタイル]ボタンの右側をクリックすると表示されるメニューの[きまるスタイル]項目から、“きまるスタイル”ダイアログを呼び出して利用する。“きまるスタイル”ダイアログでは、文書の用途や用紙の向き、縦書き・横書きでテンプレートを絞り込み、プレビューで確認して選ぶことで簡単にレイアウトスタイルを設定可能。
たとえば、“文庫本”系のテンプレートでは縦書きになるだけでなく、ページ上部に小さな文字でタイトルを表示したり、ノンブル(ページ番号)を表示することが可能。また、“原稿用紙”系のテンプレートでは、原稿用紙用の罫線が表示される。ほかにも、ビジネス文書や会報、チラシ、冊子、詩集といったテンプレートが約380点用意されており、さまざまなシーンでプロのような見栄えの文書を簡単に作成できる。
さらに、テンプレートから表を作成できる“表作成”機能も追加された。表作成機能は、[罫線]-[表作成]メニューの[表作成]項目から利用可能。表作成機能を使えば、“一覧表”“連番表”“月間予定表”といったジャンルを選び、行と列の数などを設定するだけで、見栄えのよい表を作成可能。また、“月間予定表”を選んだ場合は作成する月や休日を指定できる。
加えて、挿入した写真にエフェクトをかけられる“写真フィルター”機能が追加されたほか、文字を加工してPOP文字を作成する“POP文字作成”ツールに文字を画像で塗り潰す“テクスチャ塗り”機能が追加された。また、中扉や奥付を簡単に作成できる機能も追加されたほか、意味は同じだが形が少し異なる文字“異体字”を扱う標準規格“IVS”に対応した。
文書作成以外の機能としてはバックアップ機能が強化され、自動で世代バックアップを作成するようになった。世代バックアップはデフォルトで10世代作成され、作成する世代数を変更することも可能。復元は[ファイル]-[バックアップ]メニューの[バックアップを参照]項目から行える。
そのほか、EPUB作成機能が強化され、リフロー型のEPUB形式とKindle形式で奥付を出力できるようになった。また、作成した表紙を別画像として保存できるようになったほか、固定レイアウト型のEPUB形式で目次の作成処理や大量のページを保存する際の処理が高速化している。
ソフトウェア情報
- 「一太郎2014 徹」体験版
- 【著作権者】
- (株)ジャストシステム
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8/8.1
- 【ソフト種別】
- 体験版(製品はダウンロード販売16,800円(税込み)など)
- 【バージョン】
- 0.3.2411(14/02/07)