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平面で作成されたイラストを立体的に動かす「Live2D Cubism Editor」が大規模アップデート
「Animator」「Modeler」とともにv2.0へ。SDKの更新も
(2014/9/4 14:01)
(株)Live2Dは2日、2Dのイラストを2Dのまま立体的に動かす“Live2D”シリーズの最新版「Live2D Cubism Editor」v2.0を公開した。「Live2D Cubism Editor」に含まれる「Live2D Modeler」「Live2D Animator」がそれぞれ“Cubism 2.0”世代のソフトウェアとしてバージョンアップしたほか、開発SDKも「Cubism SDK 2.0」となった。
「Live2D Modeler」の主な更新点として、既存のモデルから動きの情報を別のモデルに転写し、同じ動きを行わせることができるテンプレート機能や、目や眉毛のような左右対称のパーツを反転させて複製・使用する反転機能など、多数の改良が挙げられる。また、ベータ扱いだが、「Photoshop」のPSDファイルを読み込み、自動でテクスチャー化やレイアウトを行う機能が追加された。
「Live2D Animator」の主な更新点としては、“カーブエディタ”で複数の点を選択・編集できるようにするといった改良や、各シーン・パラメーターにフェードイン・アウトの設定が行えるよう拡張したこと、GIFアニメの品質改善などが盛り込まれている。
また、両者に共通する更新点として、64bit環境下では64bit版のネイティブアプリケーションとして起動することが可能になり、32bit版「Java」のメモリ制限の制約を受けずに済むようになったことや、内蔵する「Java」の実行環境を「Java 7」に変更したことによる高速化などが挙げられている。
なお、同社では“「Cubism2.0」リリース記念”として、「Live2D Cubism Editor 2.0」で作成した作品を応募要件としたコンテストを今月30日まで開催している。参加者には全員にエントリー賞が贈られるほか、同社による審査を経て各種賞が授与される。詳細は同社の特設ページを参照のこと。
本ソフトは、64bit版を含むWindows Vista/7/8に対応しており、編集部にて64bit版のWindows 8.1で動作を確認した。個人・学生・サークル・学校法人などの一般ユーザーおよび年間売上1,000万円未満の小規模事業者は商用・非商用問わず無償で使用できる。現在、同社のホームページからダウンロード可能。
ソフトウェア情報
- 「Live2D Cubism Editor」
- 【著作権者】
- (株)Live2D
- 【対応OS】
- 64bitを含むWindows Vista/7/8(編集部にて64bit版のWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(個人・学生・サークル・学校法人などの一般ユーザーおよび年間売上1,000万円未満の小規模事業者のみ)
- 【バージョン】
- 2.0(14/09/02)