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Google、「Google Chrome 40」の安定版を公開。62件の脆弱性を修正
“SSL 3.0”が完全に無効化されたほか、すべてのNPAPIプラグインがブロックの対象に
(2015/1/22 14:17)
米Google Inc.は21日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版v40.0.2214.91を公開した。Windows XP/Vista/7/8/8.1および64bit版の7/8に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Mac OS X/Linux版も用意されている。
「Google Chrome 40」では“SSL 3.0”が完全に無効化されるほか、これまでホワイトリストで許可されていたプラグインも含め、すべてのNPAPIプラグインがブロックの対象となる。NPAPIプラグインは段階的に廃止される予定で、4月に公開される「Google Chrome 42」では初期状態でNPAPIプラグインのサポートが無効化されるとのこと。
そのほかにも、“Chrome アプリ”の“アプリ情報”画面がアップデートされた(Windows/Linux版のみ)。“アプリ情報”画面は、“Chrome アプリ ランチャー”にある“Chrome アプリ”の右クリックメニューからアクセス可能。そのほかにも、システムの時計が進んでいたり遅れている場合にエラーメッセージが表示されるようになるなどの改善が盛り込まれているという。
さらに、本バージョンでは62件の脆弱性が修正されているので注意。深刻度の内訳は、同社の基準で4段階中上から2番目の“High”が17件、3番目の“Medium”が9件などとなっている。
また、今回のアップデートに先立ち、ベータ版でテストされていた“アバター メニュー”が安定版でも有効化された。“アバター メニュー”は、タイトルバー右側に追加されたボタンからアクセス可能。このボタンを押すと、「Google Chrome」にログインしているユーザーの名前とプロフィール画像に加え、「Google Chrome」を他のユーザーや“シークレット モード”へ簡単に切り替えるためのボタンなどへアクセスできる。
なお、この“アバター メニュー”が邪魔な場合は、“chrome://flags”画面から無効化することも可能。アドレスバーに“chrome://flags/#enable-new-avatar-menu”と入力し、オプションを“無効”に切り替えて「Google Chrome」を再起動すればよい。
ソフトウェア情報
- 「Google Chrome」Windows向け安定版
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8/8.1および64bit版の7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 40.0.2214.91(15/01/21)