動画の一部をアニメーションGIFで出力可能になった「GOM Player」v2.2.69.5227

「GOM Player」v2.2.69.5227

　GRETECH Corp.は26日、メディアプレイヤー「GOM Player」の最新版v2.2.69.5227を公開した。Windows XP/Vista/7/8/8.1および64bit版のVista/7/8/8.1に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

　最新版では動画の一部を画像としてエクスポートできる“画面キャプチャー”機能で、アニメーションGIF形式での出力が可能になった。［Ctrl］＋［G］キーで［画面キャプチャー設定］ダイアログを開き、［フォーマット］プルダウンリストから［アニメーションGIF］項目を選択することで利用可能。あとは動画再生中に任意のタイミングで［アニメーションGIF作成開始］ボタンを押すだけでキャプチャーが開始される仕組み。

　また、“YouTube”上の動画を再生する機能が加わった。［URLを開く］ダイアログで“YouTube”のURLを入力することで利用可能。URLには短縮URLや再生リストのURLも利用可能だが、再生リストの短縮URLは利用できない。動画の表示サイズはドラッグで変更でき、ウィンドウが変形しても余白に黒帯が挟まりアスペクト比は維持される仕組み。

　さらに、ハードウェアデコーディング機能が強化された。これまではインテルのHEVC（H.265）デコーダーや“クイック・シンク・ビデオ”技術に対応していたが、新たに“DXVA（DirectX Video Acceleration）2.0”とNVIDIAの“CUVID”によるデコードが可能になった。対応するハード上なら自動で最適なデコーダーを利用可能なほか、コーデックごとに利用するデコーダーを手動で選択することも可能。

　加えて、内蔵ビデオフィルターとオーディオフィルターを個別にON/OFFできるオプションが追加された。

　そのほか、M3U8形式のファイルが正常に再生できないといった不具合の修正や、「GOM Player」内部のデコーダーと競合する可能性が高い他社のデコーダーなどを遮断リストに追加するといった変更が行われている。