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ツールバーをより柔軟にカスタマイズ可能になった「Kinza」v2.1
サイドバーで履歴を表示可能に。NPAPIプラグインは初期状態で無効化へ
(2015/4/24 15:39)
Dayz(株)は24日、RSSリーダーやマウスジェスチャー機能などを搭載した「Chromium」ベースのWebブラウザー「Kinza」の最新版v2.1.0を公開した。Windows Vista/7/8/8.1に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
最新版では、ツールバーをより柔軟にカスタマイズ可能になった。ツールバーの設定画面で、閲覧中のWebページ上のRSSを検知・通知するかどうかや、検知した際に自動的にRSS登録用のバーを表示させるかどうかを選択可能。また、ツールバー上の[Kinzaボタン]をメニューの中へ移動可能になった。
また、サイドバーでWebページの閲覧履歴を表示可能になったほか、サイドバー上のブックマークや履歴を開く際の挙動を設定できるようになった。設定はサイドバー右端上のボタンから開く[サイドバーの設定]画面から行え、ブックマークや履歴の開き方をクリックまたはダブルクリックから選択できるほか、開く先を新規のアクティブなタブや新規ウィンドウなどから選択可能。
加えて、マウスジェスチャーでサイドバーを表示させることが可能になったほか、デフォルトの検索エンジンが“search.kinza.jp”に変更された。
なお、今回のバージョンアップによりベースとなる「Chromium」がv42.0.2311.90へアップデートされたことに伴い、“NPAPI”プラグインがデフォルトでは無効化される。同社のブログ記事では特に利用者が多い「Adobe Flash Player」ユーザーへ注意が喚起されており、“PPAPI”版「Adobe Flash Player」への移行手順が紹介されている。
そのほか、24日の記事執筆時時点で、インストール時にWindows 8.1の“Windows SmartScreen”フィルターが“認識されないアプリ”として本ソフトをブロックしたほか、シマンテック製のセキュリティソフト“ノートン”シリーズを使用している環境ではインストール中とインストール完了時に“Suspicious.AD”を検知してインストールが中断されることを編集部で確認した。
「カスペルスキー インターネット セキュリティ」や「ESET Smart Security」がインストールされた環境では何も検知されないことと、“Suspicious.AD”はマルウェアと断定していることを示すものではないため誤検知の可能性が高い。編集部ではシマンテックに問い合わせているが、不安な場合はインストールを控えたほうがよいだろう。
ソフトウェア情報
- 「Kinza」
- 【著作権者】
- Dayz(株)
- 【対応OS】
- Windows Vista/7/8/8.1
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.1.0(15/04/24)