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“Amazon Cloud Drive”をサポートした多機能WebDAVクライアント「CarotDAV」v1.12.0

“Google Drive”における一部API廃止に対応。コードの整理によるアクセスの高速化も

「CarotDAV」v1.12.0

 FTP/FTPS接続や各種オンラインストレージへの接続にも対応した多機能WebDAVクライアント「CarotDAV」の最新版v1.12.0が、25日に公開された。現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 今回のアップデートでは、新たに“Amazon Cloud Drive”がサポートされた。Amazonのアカウントで5GBまでのオンラインストレージが無料で利用できるサービスで、Webインターフェイスのほか、PC/iOS/Android版のクライアントが提供されている。

 “Amazon Cloud Drive”へ接続するには、まず[File]-[New Connection]-[Amazon]メニューを選択し、[Connection Setting]ダイアログへアクセスしよう。次に、ダイアログの[General]タブにある[Authorize]ボタンを押す。すると、Amazonアカウントによる認証を行うためのダイアログが現れるので、案内にしたがって認証コードを取得し、ダイアログへコードをコピーして[OK]ボタンを押せばよい。

[Amazon]メニューを選択
[General]タブにある[Authorize]ボタンを押す
Amazonアカウントで認証
認証コードを取得

 さらに、“Google Drive”における一部APIの廃止に対応。無駄な通信を排除することにより、“Google Drive”へのアクセスが若干高速化しているという。そのほかにも、上書きできないストレージへの対策として、ファイルを削除して追加するオプションの追加や、“プロ生ちゃん”を表示する機能の削除などが行われている。

 「CarotDAV」は、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/Server 2012に対応する寄付可能なフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。なお、動作には.NET Framework 2.0または.NET Framework 4が必要。

ソフトウェア情報

「CarotDAV」
【著作権者】
Rei HOBARA 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/Server 2012(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付可能)
【バージョン】
1.12.0(15/04/25)

(樽井 秀人)