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無料メーラー「Thunderbird」v145.0がリリース ~DNS over HTTPSをサポート

アカウントハブに手動設定オプションが追加

「Thunderbird」v145.0

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v145.0が、11月13日にリリースされた。Windows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在、公式サイト「thunderbird.net」や「Microsoft Store」からダウンロードできる。Windows版はWindows 10以降をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロード可能だ。

 本バージョンでは、DNS通信をHTTPSで暗号化するDNS over HTTPSをサポートしたほか、Microsoftの「Microsoft Exchange」にExchange Web Service(EWS)経由で接続できるようになった。また、メールのアカウント設定をウィザード形式で行えるアカウントハブに、手動設定オプションが追加されたほか、EWSのアカウント作成でも手動設定が行えるようになっている。

アカウントハブに手動設定オプションが追加

 また、アドレス帳のインスタントメッセンジャーの選択肢から、サービスが終了した「Skype」の項目が削除された。Linuxでは32bit版のバイナリが配布されなくなっている。

 そのほか、添付ファイルを[すべて保存]コマンドで保存すると同名のファイルを通知なしで上書きしてしまう問題、統合ツールバーの[迷惑メール]ボタンがスパムメールを選択しても[非迷惑メール]に切り替わらない問題など多くの不具合が修正された。

 セキュリティ修正も行われているようだが、詳細な情報は未公開となっている。公開され次第、本記事に追記する予定だ。