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「Thunderbird」が「Microsoft Exchange」にネイティブ対応 ~EWS経由の接続が可能に

今後、「Microsoft Graph」もサポート

無料メーラー「Thunderbird」が「Microsoft Exchange」とEWS経由で接続できるように

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」が、Microsoftの法人向けメールサービス「Microsoft Exchange」とExchange Web Service(EWS)経由で接続できるようになった。

 同機能は、11月13日にv145.0をリリースした際に発表したもの。これまで、「Microsoft Exchange」がホストの環境で「Thunderbird」を使用する場合、IMAP/POPプロトコルやサードパーティー製の拡張機能などを利用する必要があった。

 「Outlook」から「Thunderbird」に切り替えたい場合は、「Thunderbird」で新しいアカウントを作成後、アカウントハブで[Exchange]を選択することで、スムーズに移行が可能。

アカウントハブで[Exchange]を選択

 なお、MicrosoftはEWSを廃止し、Microsoft Graphへ移行している。一方、EWSは今も広く使われていることから、「Thunderbird」はEWSへサポートしていきながらも、Microsoft Graphのサポートも進めていく。また、カレンダーとアドレス帳は未実装だが、近日中に統合を開始するとのこと。