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JAXAが無償公開している30m版全世界標高データに対応した「カシミール3D」v9.2.2
陸域観測技術衛星“ALOS”がとらえた画像約300万枚をもとに世界中の陸地の起伏を表現
(2015/5/28 06:00)
国土地理院から刊行されている数値地図やさまざまな地形データ、標高データなどをもとに、地図や3Dモデルによる展望を表示できる「カシミール3D」の最新版v9.2.2が、27日に公開された。Windows 2000/XP/Vista/7/8/8.1に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
本バージョンにおける主な変更点は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公開している全世界標高データ(30m版)の読み込みに対応したこと。これは陸域観測技術衛星“ALOS”に搭載されているパンクロマチック立体視センサー(PRISM)が取得した画像約300万枚をもとに世界中の陸地の起伏を表現したデータで、30mメッシュのものは世界最高水準であるという。
この全世界標高データは、JAXAから無償でダウンロード可能(要メールアドレス)。ダウンロードしたアーカイブを解凍し、“AVERAGE”または“MEDIAN”フォルダーにある“~DSM.tif”ファイルを「カシミール3D」へドラッグ&ドロップすれば、同じ階層にあるフォルダーのデータをすべて自動的にスキャンして読み込むことができる。
ソフトウェア情報
- 「カシミール3D」
- 【著作権者】
- DAN杉本 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7/8/8.1
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 9.2.2.23266(15/05/27)