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Microsoft、「Windows 10 SDK」Build 10158をプレビュー版として公開

プレビュー版「Windows 10」の最新機能や新しいAPIを利用したアプリが開発可能に

「Windows 10 SDK」Build 10158

 米Microsoft Corporationは6月30日(現地時間)、「Windows 10」プラットフォーム向けのアプリケーションを開発するためのキット「Windows 10 SDK」Build 10158をプレビュー版として公開した。現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。モバイル端末向けに開発したアプリケーションをテストするための「Windows 10 モバイル エミュレーター」Build 10158もダウンロードできる。

 「Windows 10 SDK」は、ユニバーサル Windows アプリと「Windows 10」用デスクトップ アプリを開発するためのソフトウェア開発キット(SDK)。プレビュー版「Windows 10」の最新機能や新しいAPIを利用したアプリケーションが開発できるようになる。今後は“Windows Insiders”の“Fast”リングで提供されている「Windows 10 Insider Preview」のビルドに合わせて最新版が提供されるようになる。

 本SDKを利用するには、あらかじめ「Windows 10 Insider Preview」、「Visual Studio 2015」(現在、リリース候補版が公開中)、および「Windows 10 開発者ツール」のプレビュー版をインストールしておく必要があるので注意。また、開発したアプリケーションを実行するには、手順に従ってデバイスを開発者モードへ変更する必要があるほか、既存のプロジェクトを最新版のSDKを利用してビルドするには、プロジェクトのプロパティ画面でターゲットバージョンを設定し直す必要がある。

デバイスを開発者モードへ変更
既存プロジェクトのターゲットバージョンを設定

 なお、本SDKはテストを目的としたプレリリース版となっているので注意。運用コードの作成には利用できない。

(樽井 秀人)