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「Skype for Web」「Skype for Outlook.com」がグループ音声通話・ビデオ通話に対応

音声通話では最大25人、ビデオ通話では最大10人までのユーザーとの同時通話が可能に

「Skype for Web」(同社ブログより引用、以下同)
「Skype for Outlook.com」

 米Microsoft Corporation傘下のSkypeは3日(現地時間)、「Skype for Web」および「Skype for Outlook.com」でグループ音声通話とグループビデオ通話をサポートしたことを明らかにした。

 「Skype for Web」は、デスクトップクライアントなしで利用できる“Skype”。システムにインストールされているWebブラウザーで“web.skype.com”へログインするだけで、いつもの“Skype”がそのまま利用できるようになる。「Skype for Outlook.com」はこれをメールサービス“Outlook.com”に統合したもので、いずれもベータ版として提供されている。たとえば「Skype」のデスクトップクライアントがインストールされていないインターネットカフェやホテルのパソコンで「Skype」をチェックしたい場合などに役立つだろう。

 「Skype for Web」「Skype for Outlook.com」では、指定したユーザーとインスタントメッセージをやり取りしたり、チャットグループを作成してテキストチャットを行うことができたほか、追加のプラグインをインストールすることで1対1での音声通話とビデオ通話が行えた。

 今回のアップデートではこれらの機能に加え、グループでの音声通話・ビデオ通話をサポート。音声通話では最大25人、ビデオ通話では最大10人までのユーザーとの同時通話が行えるようになった。

 ただし、通話中にユーザーを追加したり削除することはできない。また、ビデオ通話で同時にビデオが表示できるのは3人までとなっている。

 「Skype for Web」「Skype for Outlook.com」のプラグインは「Internet Explorer 10」以降および「Firefox」「Google Chrome」の最新版に対応している。Macでも「Safari 6」以降で利用可能だ。なお、編集部にてWindows 10で試用したところ、「Internet Explorer 11」は動作したが、「Microsoft Edge」ではプラグインを利用することができなかった。

(樽井 秀人)