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「Firefox 152」が正式公開 ~設定画面を刷新、新しい画像形式「JPEG XL」に実験対応

脆弱性の修正はCVE番号ベースで40件

「Firefox」v152.0

 Mozillaは6月16日(米国時間)、デスクトップ向け「Firefox」の最新版v152.0をリリースチャネルで公開した。「Firefox 152」では、設定画面(Firefox Settings)が刷新。オプションの構成が整理され、グループ分けがより明確になり、ナビゲーションも改善された。従来のバージョンより設定のカスタマイズが行いやすくなっている。

設定画面(Firefox Settings)が刷新された

 なお、変更されたのは設定画面のデザインのみで、ユーザーがこれまでに行った「Firefox」のカスタマイズには影響しないとのこと。

 そのほかの新機能は、以下の通り。

  • プライベートブラウジングでサイトが正しく表示されない場合に、タブ単位でトラッカーのブロックを一時的に無効化できるように。トラッカーがブロックされたページを再読み込みすると、より厳格な保護なしで読み込み直すかどうかを尋ねるメッセージが表示される(そのほかのトラッキング保護は有効なまま)
  • アドレスバーに「mute」、「shush」、「sssh」などと入力することで、タブをまとめてミュートできるように
  • WindowsとLinuxで、タブの右クリックメニューの[共有]-[リンクをコピー]からリンクをコピーできるように。複数のタブを選択している場合は、まとめてコピーすることも可能
  • タブを別のデバイスへ送る「タブを送信」(Send tab)ツールバーボタンを追加可能に([その他のツール]-[ツールバーをカスタマイズ]から)
  • 翻訳機能の対応言語にバスク語、ガリシア語を追加。また、クロアチア語や英語(UK)など11言語のスペルチェック用辞書を内蔵
  • サイトのズームの段階がよりきめ細かく
  • 「Squarespace」「LinkedIn」「eBay」などのサイトで編集時に右クリックメニューから「貼り付け」が消えることがある問題を修正
プライベートブラウジングでサイトが正しく表示されない場合に、タブ単位でトラッカーのブロックを一時的に無効化できるように。アドレスバーに「mute」などと入力してタブを一括無音化
タブの右クリックメニューの[共有]-[リンクをコピー]からリンクをコピー

 さらに実験的機能を試せる「Firefox Labs」では、新しい画像形式「JPEG XL」のサポートが追加された(既定無効)。

新しい画像形式「JPEG XL」を実験的にサポート

 「JPEG XL」は非可逆圧縮と可逆圧縮の両方をサポートするロイヤリティフリーの画像形式。従来のJPEG形式の弱点(色の表現幅が狭い、アニメーションなし、圧縮前の画像に戻せない非可逆圧縮のみのサポート)を克服しつつ、大幅なファイル削減を実現しており、JPEGの後継として期待されている。拡張子はJXL。

セキュリティ関連の修正

 セキュリティ関連の修正は、CVE番号ベースで40件。深刻度の内訳はMozillaの基準で、4段階中2番目の「High」が13件、3番目の「Moderate」が18件、最低の「Low」が9件となっている。任意コードの実行につながりうるメモリ破損などが対策されているので、できるだけ早いアップデートをお勧めする。

 また、企業向けの延長サポート版「Firefox ESR」や「Thunderbird」でもセキュリティ修正が行われているので、利用中の場合は更新を怠らないようにしたい。

 デスクトップ版「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 10/11に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。