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Webブラウザーで動作する“Skype for Web”のベータ版が全世界で利用可能に

音声通話やビデオ通話を行うためには追加でプラグインのインストールが必要

“Skype for Web”

 米Microsoft Corporation傘下のSkypeは15日(現地時間、以下同)、“Skype for Web”のベータ版が全世界で利用可能になったことを明らかにした。同サービスは8日に、アメリカとイギリスで一足先に利用可能になっていた。

 “Skype for Web”は、Webブラウザーで動作する“Skype”のクライアント。別途クライアントアプリケーションをインストールすることなく、システムにインストールされているWebブラウザーで“web.skype.com”へログインするだけで、いつも使っている連絡先や最近交わした会話が表示されたいつもの“Skype”がそのまま利用できるようになる。たとえば、「Skype」がインストールされていないインターネットカフェやホテルのパソコンなどで役立ちそうだ。

 また、“Skype for Web”ではユーザーやチャットグループを検索する方法が改善。初期状態では最近利用したコンタクトしか表示されないが、検索ボックスでキーワードを入力するとそれ以外のコンタクトも表示される。それでも見つからなければ、“Skype ディレクトリ”を使って全世界からユーザーを検索することも可能だ。

 ただし、音声通話やビデオ通話を行うためには追加でプラグインのインストールが必要となるので注意。プラグインは「Internet Explorer」「Google Chrome」「Firefox」「Safari」に対応している。“Skype for Web”はチャット呼び出しのデスクトップ通知にも対応しており(「Google Chrome」で確認)、他のアプリケーションを利用していても呼び出しを見逃さずにすむ。

“Skype for Web”の画面
音声通話やビデオ通話を行うためには追加でプラグインのインストールが必要
ビデオ通話を行っている様子
チャット呼び出しのデスクトップ通知にも対応

(樽井 秀人)