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“CSS Motion Path”が初期状態で有効化された「Google Chrome 46」がベータ版に
バックグラウンドタブで開いたWebページの動画再生開始を遅らせる機能なども追加
(2015/9/3 15:50)
米Google Inc.は2日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新ベータ版v46.0.2490.13を公開した。今回のアップデートでは新しいJavaScriptの言語機能がサポートされたほか、セキュリティの向上やAPIの調整などが施されている。
「Google Chrome 46」では、「Google Chrome 43」から実験的にサポートされていた“CSS Motion Path”が初期状態で有効化される。“CSS Motion Path”とは、CSSでグラフィカルオブジェクトを指定したパスに沿ってアニメーションさせるためのもので、複雑なアニメーションを従来よりも簡潔に記述することができる。
また、画像の読み込みの最適化とサービスワーカーでの計測にも対応。「Google Chrome」はすでに解像度の異なる画像を複数指定し、閲覧環境に応じて最適な画像を利用できる“srcset”属性がサポートされているが、この方法は面倒で非効率的だ。そのため、サーバーへ送られたクライアント環境の情報に応じて最適な画像をダウンロードする仕組みが開発された。さらに画像の読み込みを改善するため、開発者がサービスワーカーでフェッチ(リソースの取得)とスクリプトのタイミングといった情報を収集できるようになった。
そのほかにも、バックグラウンドタブでWebページを開いた際に当該タブを表示するまで動画再生開始を遅らせる機能や、Webページの“meta”タグで「Google Chrome」のユーザーインターフェイスの配色を変更する機能などが盛り込まれている。
「Google Chrome」ベータ版はWindows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Windows 7/8に対応する64bit版Windows向けや、Mac OS X/Linux向けの最新ベータ版も用意されている。
ソフトウェア情報
- 「Google Chrome」Windows向けベータ版
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8および64bit版の7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 46.0.2490.13(15/09/02)