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容量無制限のクラウドバックアップを30日間試用できる「Acronis True Image」の体験版

最新版の「Acronis True Image 2016」ではスマホのデータバックアップ機能を搭載

「Acronis True Image 2016」体験版

 アクロニス・ジャパン(株)は9日、イメージバックアップソフト「Acronis True Image」の最新版となる「Acronis True Image 2016」の体験版を公開した。Windows XP/7/8/8.1/10およびWindows Home Server 2011などに対応しており、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

 「Acronis True Image」は、ファイル・フォルダーのバックアップやディスク・パーティションのイメージバックアップなどができる高機能な統合バックアップソフト。クラウドバックアップ機能を備えており、ディスクやパーティションのイメージを容量無制限のクラウド上へバックアップし、ハードディスクなどを使わずにリストアできるのが特徴。体験版でも、30日間の制限はあるもののクラウド上へバックアップは使用でき、その使い勝手を試すことが可能だ。

 最新版の「Acronis True Image 2016」では、スマートフォン端末内のデータをクラウド上へバックアップし、リストアする機能が追加された。スマートフォンのバックアップはAndroid/iOSアプリ「Acronis True Image Cloud」を経由して行う仕組みで、写真・動画・電話帳・スケジュール・リマインダーといったデータをバックアップできる。また、異なる端末へバックアップしたデータをリストアすることもでき、端末買い換え時のデータ移行にも利用可能。

「Acronis True Image Cloud」Android版
「Acronis True Image Cloud」iOS版
クラウドへバックアップしたデータをWeb上から一元管理

 さらに、クラウドへバックアップしたデータをWeb上から一元管理する機能も追加されている。Web上の管理画面からは複数の端末のバックアップ状態を閲覧できるほか、PCではバックアップ・リストア開始を指示可能。スマートフォン端末にはリストアのみが指示できる。

 加えて、利用頻度の低いファイルをクラウド上に待避する“クラウドアーカイブ”機能も追加された。クラウドアーカイブ機能では、アクセス日時が古いファイルが“1GB未満”“100MB未満”といったファイルサイズごとにまとめられ、その中からファイルを選択してクラウド上へ待避できる。

 待避したファイルは“Acronis Archive”という名前のドライブとしてマウントされ、あたかもローカル上に存在するかのように見えるが、ファイルの実態はクラウド上に存在しており、ディスク容量を圧迫することはない。“Acronis Archive”ドライブ内ではローカルに存在した際のフォルダー構造が再現され、直接ファイルを開くことも可能。

“クラウドアーカイブ”機能
待避したファイルは“Acronis Archive”という名前のドライブとしてマウントされる

 そのほか、クラウドへのバックアップが高速化されるなどの機能強化も施されている。

 製品版は、無制限のクラウドバックアップなどすべての機能が提供される「Acronis True Image Cloud」が年額9,980円(税抜き)などで提供されているほか、クラウドバックアップ関連機能を省いた「Acronis True Image 2016」は4,980円(税抜き)で永続ライセンスが販売されている。

ソフトウェア情報

「Acronis True Image 2016」体験版
【著作権者】
Acronis International GmbH
【対応OS】
Windows XP/7/8/8.1/10およびWindows Home Server 2011
【ソフト種別】
体験版
【バージョン】
-(15/09/09)

(長谷川 正太郎)