残業を減らす!Officeテクニック

【OneNote】画像やPDFからテキスト抽出しても配置がめちゃくちゃ! キレイにまとめるテク

OneNoteとCopilotの組み合わせで、テキスト抽出と要約を省力化

 紙の資料をスキャンしたPDFや、Webページのスクリーンショットなど、“テキストが選択できない”データがありますよね。PDFではテキストを選択できたとしても、コピーした結果を貼り付けてみると、文字列の順番がチグハグなことも多いものです。

 そのようなデータは、Web版のCopilotに任せる方法もありますが、資料として整理する際は、WebブラウザーとOfficeアプリを行き来しながらコピー&ペーストを繰り返すことになり、意外と手間がかかります。

 また、以下のようなWebページにあるパネルからテキストだけを取り出したい場合、必要な部分だけ選択してコピーするのは面倒。全選択してコピーしてからCopilotへ……としても、ウィンドウ切り替えの手間は変わりません。

Webページのパネルの部分からテキストを抽出したい!

 情報収集が目的なら、OneNoteでOCR処理からCopilotによる要約まで一気に完結させてみてはいかがでしょうか。操作は単純ですが、作業効率は上がりますよ。

画像からテキストをコピーする

 対象のデータのテキスト選択ができない、もしくは選択しにくい場合は、スクリーンショットを撮影して、OneNoteに放り込んでしまいましょう。後は画像を右クリックして[画像からテキストをコピー]を選択するだけです。

 ただし、元データの解像度が低い場合や、背景色と文字色の組み合わせによって文字が識別しにくいようなデータでは、読み取り精度が下がります。とはいえ、続けてCopilotで要約すれば、細かな誤認識は結果に影響しにくくなる可能性はあります。

[Windows]+[Shift]+[S]キーを押して、Snipping Toolを起動する
スクリーンショットを撮影する範囲を選択する
OneNoteを起動して、スクリーンショットを貼り付けておく。画像を右クリックして[画像からテキストをコピー]を選択する
コピーしたテキストを貼り付ける。改行位置は崩れているが、このままで問題ない

OneNote上でCopilotを呼び出して要約する

 続けて、Copilotを呼び出して要約します。抽出したテキストを選択してプロンプトを入力するだけです。余計な改行や単純な誤認識は解消します。

[ホーム]タブにある[Copilot]をクリックする
「箇条書きにまとめてください」のように、要約を指示するプロンプトを入力する
生成された結果をコピーする
コピーした結果に置き換えた状態

 スキャンしたPDFをOneNoteに取り込んだ場合も、同様の手順で文字情報を取り出して要約できます。手入力やコピペよりもはるかに効率的です。情報収集の際にぜひ活用してみてください。