残業を減らす!Officeテクニック

OneNoteのテキスト編集を効率化! 増殖したテキストボックスの結合など便利な技を伝授

テキストボックス内の文字列をコピペする必要なし!

 資料作成のための調べものや打ち合わせのメモなど、さまざまな情報を1箇所に集約するなら、Microsoftの「OneNote」がおすすめです。スマートフォンやタブレットとも同期できますし、Copilotの活用も可能です。

パソコンで作業した内容も
タブレットのOneNoteアプリに同期される

 クリックした箇所にすばやくテキストを入力できる反面、テキストボックス(コンテナ)が散らかってしまうことも多々あります。また、行頭に「・」を入力して箇条書きにする、チェックボックスを挿入する、テキストの一部を強調するなど、地味に手間がかかる作業はショートカットが便利です。今回は、意外と知らないOneNoteの小ワザを紹介します。

複数のテキストボックスを結合する

 本来は続けて入力したかったのに、テキストボックス(コンテナ)が分割されてしまうことがあります。結合するために、一方のテキストを選択してからコピペする必要はありません。[Shift]キーを押しながらドラッグしましょう。

分割して入力してしまったテキストを選択してコピペする必要はない。テキストボックス(コンテナ)の縁にマウスポインターを合わせて、[Shift]キーを押しながらドラッグしよう
もう1つのテキストボックスまでドラッグすると、任意の位置に挿入できる
1つのテキストボックスにまとめられた

箇条書きに変換する

 行頭に「・」を入力して、メモを箇条書き風に整えることがありますよね? 本来の箇条書きの機能を有効利用するためにも、ショートカットキーで変換しておくといいでしょう。[Ctrl]+[.]キーを押します。

箇条書きにしたい箇所を選択しておく。[Ctrl]+[.]キーを押す。なお、連続しないテキストも[Ctrl]キーを押したままドラッグすれば選択可能
箇条書きに変換される

チェックボックスを挿入する

 チェックボックスの設定もショートカットキーがあります。[Ctrl]+[1]キーを押すだけで、行頭にチェックボックスを挿入可能です。

チェックボックスに変換したい箇所を選択しておく。[Ctrl]+[1]キーを押す
行頭にチェックボックスが挿入される

マーカーで強調する

 テキストの強調に使えるショートカットは、標準で3つ用意されています。一般的な蛍光ペン(マーカー)で塗りたい時は[Ctrl]+[Shift]+[H]キーです。[ホーム]タブにある[蛍光ペンの色]で指定している色で強調されます。

[Ctrl]+[Shift]+[H]キーを押した場合は、[ホーム]タブにある[蛍光ペンの色]で指定している色で強調される

 あとの2つは[Ctrl]+[4]と[Ctrl]+[5]キーです。[ノートシール]と呼ばれる機能として、強調できるように黄色と緑色が割り当てられています。[ノートシール]を利用した箇所にすばやくジャンプできるようになります。

[ホーム]タブにある[ノートシール]の[▼]をクリックする
ノートシールのうち、[要確認(Ctrl+4)]に黄色、[定義(Ctrl+5)]に緑色の強調表示が割り当てられている
[要確認(Ctrl+4)]と[定義(Ctrl+5)]で強調した例
[ノートシールを検索]をクリックすると、[ノートシール]の機能で割り当てた箇所にジャンプできることがわかる。「→主なターゲット層」と「→ターゲットの悩み」の箇所も同じように強調されているが、蛍光ペンで強調したので一覧に表示されない。ちなみに、チェックボックスも[ノートシール]の機能の1つ

 例えば、単純に強調したい箇所には[蛍光ペンの色]としてピンク色を指定しておき、[Ctrl]+[Shift]+[H]キーで塗る。後で検索する可能性がある箇所には[Ctrl]+[4]と[5]キーで強調するという使い分けも便利ですね。