残業を減らす!Officeテクニック
パワポで任意の用紙サイズで資料を作る! ガイドとグリッドでレイアウトも簡単
2025年2月10日 06:55
チラシやポスターなどをA4用紙1枚のサイズで作成する場合、文章だけでなく、イラストや写真を自由に配置したいですよね。Wordよりもコンテンツのレイアウトに便利な、ガイドとグリッドがあるPowerPointのほうが使い勝手がいいはずです。
プレゼン用のスライド作成に慣れていれば、スライドのサイズ変更はお手のものと思いますが、“任意のサイズ”に用紙を変更して、作業を始めることに戸惑う人もいるでしょう。今回は、いろいろな用紙に合わせたサイズで、すばやくチラシやポスターを作成するときに便利なテクニックを紹介したいと思います。
以前に紹介したチラシの作成によく使うテクニックとあわせて活用してみてください。
用紙サイズを設定する
ここでは、A4用紙のサイズ(横21.0×縦29.7cm)を正確に指定してスライドを作成します。プルダウンリストから[A4 210×297mm]を選択しても構いませんが、余白が考慮されて「19.05×27.517cm」のサイズでスライドが作成されることを覚えておきましょう。
スライドのサイズ変更に慣れていない場合、“コンテンツのサイズ”で[最大化]と[サイズに合わせて調整]のどちらを選択するべきか悩むと思います。違いを見ておきましょう。
スマートガイドを有効にする
[スマートガイド]が有効になっていることを確認しましょう。「スマートガイド」は画像や図形などのオブジェクトを移動する際に表示される赤い点線です。ONにしておくと、複数のオブジェクトの配置する際に重宝します。後ほどスライドマスターで任意の位置にガイド線を追加するので、ここでは[ガイド]と[グリッド]はOFFのままにしておきます。
スライドマスターにガイドを表示する
[標準]表示の状態で、作業中のスライドに追加したガイド線は、無意識にずらしてしまうことがあります。一時的な目安にするには便利ですが、絶対に動かしたくない“ガイド”には向きません。
スライドマスターを表示して、ガイド線を追加してみましょう。スライドマスターに追加したガイド線は赤色で表示されます。何本でも追加可能です。
なお、[標準]表示のガイド線も追加は可能です。一時的ガイドか、固定しておきたいものかで使い分けるといいでしょう。ちなみに、ガイド線を削除する場合は、右クリックして[削除]を選択します。