残業を減らす!Officeテクニック
どうせスライドにするなら最初からパワポでメモればいいのでは? アウトライン表示活用術
2022年9月20日 06:55
PowerPointの「アウトライン表示」を使ったことありますか? [表示]タブにそんな名前のボタンがあったような……、という人が多いのではないでしょうか。しかし、アウトライン表示は使いこなせばスライド作成に欠かせない名機能となるのです。
スライドのデザインに凝りたくなりますし、そのための機能も豊富に用意されていますが、重要なのは内容ですよね。プレゼンテーションの骨格を整えて内容を整理することに集中したくありませんか。
フォントの大きさやレイアウトにとらわれないアウトライン表示を使ってみてください。ただ、アウトライン表示へ切り替えただけでは使い勝手がイマイチ。今回は、メモ作成からスライド完成までのステップを短縮できるテクニックを紹介します。
レイアウトをメモ作成に特化させる
以下はスライドのタイトルのみを入力して、アウトライン表示に切り替えた状態です。スライドのサムネイルの代わりに文字列の一覧が並んでいますね。このスペースがアウトライン表示の肝ですが、文字が小さくて読みにくい上、テキストを打ち込むにはスペースが狭すぎます。メモ作成に特化させましょう。
アウトライン表示の編集機能をマスターしてすばやくメモを取る
アウトライン表示の左端の数字はスライド番号、四角はスライドを意味しており、選択中のスライドは赤枠の四角で表されます。文字列はスライドタイトルです。
レベルの切り替え
スライドタイトルがレベル1、[Tab]キーを1回押すとレベルが下がってスライドの要素(本文)に含まれます。テキストエディターなどで字下げ用にタブ文字を挿入する感覚です。[Shift]+[Tab]キーでレベルが上がります。レベルは気にせずに入力してから整えても構いません。
上下の移動
入力済みのテキストの移動はコピー&ペーストでも構いませんが、スライドの構造を整える場合は、1行単位での上下の移動が多いでしょう。[Shift]+[Alt]+[↑]/[↓]キーが便利です。スライド単位の移動はドラッグ操作が簡単です。
さらに効率を求めるならリボンを非表示に
アウトライン表示でリボンを利用することはほとんどないでしょう。タブをダブルクリックして非表示にして作業スペースを確保するのもおすすめです。いつものパワポが「メモアプリ」のような雰囲気になります。内容が固まったら、[標準]表示に戻してデザインを仕上げてください。