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【パワポ時短テク】PowerPointのスライドからすべての[ノート]を一瞬で削除・抽出

スライドの[ノート]の抽出や削除は、1枚ずつ操作する必要なし!

 PowerPointに用意されている[ノート]の機能を利用している人は多いでしょう。プレゼン時の発言メモやスライドに関する補足情報などを記入しておくことができます。

 自由に記入できて便利ですが、[ノート]の内容を取り出したい時や、スライドを資料として配布するために[ノート]を削除したい時などに少し困ることはありませんか? スライドを1枚ずつめくってコピペしたり、削除したりする必要はありません。

スライドの[ノート]の扱いに困っていないだろうか?

 今回は、スライドの[ノート]を抽出する方法と、一括で削除する方法を紹介します。

[ノート]をWordに出力する

 印刷設定で[ノート]を選択すると、スライドと[ノート]をセットで印刷できますが、1ページに1スライドとなってしまいます。以下のような状態です。

印刷設定で[ノート]を選択した状態。スライド1枚と[ノート]が1ページとなってしまう。台本としては扱いにくく、紙の無駄にもなる

 [配布資料の作成]機能を利用するとスマートに処理できます。スライドと[ノート]の配置を指定して、Word文書として出力できます。[ノート]を削除する前のバックアップとして保存しておく目的にもおすすめです。

[ファイル]-[エクスポート]の順にクリックして、[配布資料の作成]を選択する。[配布資料の作成]をクリックする
[Microsoft Wordに送る]ダイアログボックスからレイアウトを選択して、[OK]をクリックする
スライドと[ノート]の一覧をまとめたWord文書が作成される

[ドキュメント検査]で一括削除する

 [ノート]の内容を一括で削除したい時は[ドキュメント検査]が便利です。なお、[ドキュメント検査]の実行時にファイルの保存を促された場合は、上書き保存しておきましょう。

[ファイル]-[情報]の順にクリックする。[問題のチェック]-[ドキュメント検査]を選択する
[ドキュメント検査]ダイアログボックスの画面を一番下までスクロールして、[プレゼンテーションノート]にチェックが付いていることを確認する。[検査]をクリックする
検査が完了したら、一番下まで画面をスクロールして、[プレゼンテーションノート]の[すべて削除]をクリックする
このまま[閉じる]をクリックしても構わないが、もう一度[検査]をクリックする
[ノート]は見つからないと表示されればOK。[閉じる]をクリックする
「ノートを入力」の表示は何も入力されていない状態。すべてのスライドから[ノート]が削除されている