残業を減らす!Officeテクニック
OneNoteはPDFファイルへの描き込みツールとしても便利って知ってた?
2024年11月25日 06:55
PDFファイルに“手書き”でメモを追加したいこと、ありますよね。手書きの線を追加するだけなら無料版の「Abobe Acrobat」でもできますが、タッチ非対応のPCを使っている場合はマウスで線を描くのに苦労しますよね。
パソコンとは別にiPadなどのタブレットを持っているなら、「Adboe Acrobat」アプリを入れて作業すれば楽に手書き入力ができますが、PDFファイルの移動方法に悩みがちです。
Adobeの提供するクラウドドライブ(Adobe Creative Cloud)を使うとPDFファイルの同期などが手軽なのですが、多くのビジネスパーソンは「OneDrive」や「Google ドライブ」がメインで馴染みがないでしょう。
今回は、OneNoteとタブレットを利用してPDFに手書きして、その結果をPDFファイルとして出力し直す方法を紹介します。OneNoteは、初回起動時にMicrosoft アカウントへのログインを促されるため、あえてローカル作業を選択しなければ、無意識のうちにファイルは「OneDrive」に保存されます。
もちろん、ファイルはタブレットやスマートフォンのアプリとも自動的に同期。パソコンとほかのデバイスでシームレスに作業を続行できる特徴があります。
OneNoteに印刷イメージを貼り付ける
OneNoteにPDFファイルをドラッグ&ドロップした時は、ファイルを添付するか、印刷イメージを挿入するかを確認するメッセージが表示されます。後ほどタブレットで手書き入力したいので、[印刷イメージの挿入]を選択します。
印刷イメージの挿入後はタブレットで作業するので、パソコンのOneNoteのウィンドウは閉じて構いません。
タブレットで手書き入力する
続けて、タブレットの「OneNote」アプリで作業します。パソコンでログインしていたMicrosoft アカウントを使って、タブレットのアプリでもログインしておきます。同期が完了すると、先ほどPDFファイルの印刷イメージを挿入したページを閲覧できます。手書き入力の作業が終わった時点でアプリは閉じて構いません。
用紙サイズを設定して印刷する
パソコンでの作業に戻ります。PDFファイルの印刷イメージを挿入したページを開き直すと、タブレットで書き込んだ結果が反映されているはずです。変更されていないようなら、OneNoteを開き直すか、ページを切り替えてみてください。
ここでは、A4サイズのPDFとして出力できるように用紙サイズを設定して、PDFファイルの印刷イメージと手書きの結果の位置を調整します。ページに含まれるタイトルとPDFファイルは不要なので削除します。
OneNoteの初期設定では、ページ区切りがはっきりしないため、印刷したり、PDFファイルとして出力したりするときは、用紙サイズを指定することがポイントです。念のため、印刷プレビューを確認して出力すれば完成です。