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アクティブウィンドウのみを転送するリモートデスクトップ操作ソフト「Undine」が公開

「Brynhildr」で定評のあるモジュールを利用しており、同等の機能・操作性をもつ

「Undine」v0.1.0

 リモートデスクトップ操作ソフトの開発で著名なIchiGeki氏は24日、新しいリモートデスクトップ操作ソフト「Undine」v0.1.0を公開した。現在、作者のブログから無償でダウンロードできる。

 「Undine」の特長は、リモートPCでアクティブになっているウィンドウのみを画面転送する点。リモートPCでウィンドウを切り替えると、それに応じて「Undine」のクライアントに表示される画面も切り替わる。アクティブなウィンドウがない場合や、タスクバーやスタートメニューといった転送できないウィンドウがアクティブな場合は、デスクトップ全体のイメージが転送される。v0.1.0というバージョンナンバーが示すように、あくまでもテスト版という位置付けのものだが、特定のウィンドウのみを共有したい場合に役立てたい。

リモートPCでウィンドウを切り替えると、それに応じて「Undine」のクライアントに表示される画面も切り替わる

 本ソフトには同氏が開発した「Brynhildr」「Siegfried」の最新型モジュールが利用されており、使い方や機能はほぼ同じ。同氏のリモートデスクトップ操作ソフトを利用したことがあるユーザーならば、操作方法で迷うことはないだろう。iOS向けリモートデスクトップ接続アプリ「KeroRemote」から接続したり、サービスとして動作させてWindows 10のログイン画面を転送・操作することも可能で、音声転送や暗号化通信などもサポートされている。

「Brynhildr」で定評のあるモジュールを利用しており、機能・操作性は同等。同一のバイナリをサーバーモード・クライアントモードで切り替えて利用する

ソフトウェア情報

「Undine」
【著作権者】
IchiGeki 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/Server 2012/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.1.0(15/09/24)

(樽井 秀人)