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「Google Chrome 47」ベータ版は“協調的マルチタスク”とより柔軟な通知をサポート
特定の処理をアイドル時に行うようにスケジューリングできるように
(2015/10/26 16:01)
米Google Inc.は21日(現地時間、以下同)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新ベータ版v47.0.2526.27を公開した。22日に公開された公式ブログ“Chromium Blog”によると、「Google Chrome 47」のベータ版には“協調的マルチタスク”や、より柔軟なデスクトップ通知のサポート、セキュリティ問題の修正などが含まれているという。
これまで「Google Chrome」には、特定の処理をアイドル時に行うようにスケジューリングする方法が用意されていなかった。そのため、優先度の低い処理がレンダリングやユーザーの入力への応答といったパフォーマンスが重要な処理を妨げてしまう恐れがあった。
そこで「Google Chrome 47」では“協調的マルチタスク”の仕組みがサポートされている。開発者は“requestIdleCallback()”を利用することにより、特定の処理をアイドル時に実行するよう明示的に指定し、他の重要な処理の妨げにならないようにすることが可能。
また、「Google Chrome 47」では開発者がデスクトップ通知をより柔軟にコントロールできるようになっている。「Google Chrome 42」以降、サービスワーカーを利用したプッシュ通知がサポートされたが、ユーザーの目に触れる前に閉じてしまう問題があった。そこで、開発者が“requireInteraction”オプションを明示的に有効化した場合は、ユーザーが閉じるまで通知が画面に表示され続けるようになった。それ以外の場合は、20秒ほどで通知が自動で閉じる。
「Google Chrome」ベータ版はWindows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Windows 7/8に対応する64bit版Windows向けや、Mac OS X/Linux向けの最新ベータ版も用意されている。
ソフトウェア情報
- 「Google Chrome」Windows向けベータ版
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8および64bit版の7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 47.0.2526.27(15/10/21)