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新しいファイル・フォルダーの解析機能を搭載した「PeaZip」v5.9.0が公開

バックエンドの「7-Zip」は最新安定版v15.12へアップデート

「PeaZip」v5.9.0

 オープンソースの圧縮・解凍ソフト「PeaZip」の最新版v5.9.0が、29日に公開された。寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 「PeaZip」は、多くのファイル形式をサポートしたオープンソースの圧縮・解凍ソフト。Windows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォーム対応ソフトで、Windows版はオープンソースのWindows互換環境「ReactOS」「Wine」でも動作する。ユーザーインターフェイスは「エクスプローラー」風で、ファイラーとして利用することも可能。初期状態は英語表記になっているが、[Options]-[Localization]メニューから同梱の“ja.txt”を読み込めば、メニューやオプションを日本語化することもできる。

 最新版となるv5.9.0では、バックエンドで用いられている「7-Zip(7z)」が最新安定版のv15.12へとアップデートされたほか、ファイルやフォルダーを復元できないように完全に削除する“安全消去”や空き領域の完全削除、ファイルのハッシュ値取得などといったファイル管理機能が改善された。

 また、新たにファイルとフォルダーを解析する機能を搭載。指定したフォルダーをサブフォルダーまで探索してファイルとフォルダーの一覧を作成できるほか、圧縮した場合の予想圧縮率などを得ることができる。

新たにファイルとフォルダーを解析する機能を搭載

ソフトウェア情報

「PeaZip」
【著作権者】
PeaZip srl
【対応OS】
64bit版を含むWindows 2000/XP/Vista/7/8.1/10など
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
5.9.0(15/11/29)

(樽井 秀人)