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Excelアドイン「正規表現検索」v2.92、Web検索風の簡易クエリを用いた検索が可能に
Web検索などでよく使われる検索クエリの簡易記法を正規表現へ展開
(2016/1/19 05:05)
「Microsoft Excel」で正規表現を利用した検索・置換を可能にするアドイン「正規表現検索」の最新版v2.92が、11日に公開された。今回のアップデートの主な変更点は、“正規表現変換”機能が追加されたこと。
“正規表現変換”機能を利用すると、より簡易な記法で記述された検索クエリ(問い合わせ)を正規表現へ変換することが可能。たとえばWeb検索では、複数の単語をスペースで区切って入力すると“かつ”、“or”や“OR”でつなぐと“または”、単語の前に“-(マイナス)”をつけるとその単語を除外(~でない、~を除く)という意味に解釈されるが、同様の記法を「正規表現検索」アドイン検索でも利用できるようになる。正規表現に慣れていないユーザーでも、複雑な条件で「Excel」のシートを検索することが可能だ。
“正規表現変換”機能を利用するには、本アドインのダイアログ([Ctrl]+[R]で表示可能)へ検索クエリを入力して右下にある[■]ボタンを押す。すると、検索ボックスに入力されている検索クエリが正規表現へと変換される仕組み。
そのほかにも、本バージョンでは正規表現で指定されたフォーマットで連番を作成する[フィル]タブなどを新たに追加。ブック全体検索でエラーが発生する不具合なども修正されている。
「正規表現検索」は「Excel 2000」以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10上の「Excel 2016」で動作を確認した。作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「正規表現検索」
- 【著作権者】
- K.Hiwasa 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.92(16/01/11)