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「Google Chrome 49」が安定版に。26件の脆弱性が修正
CSSのカスタムプロパティやサービスワーカーのバックグラウンド同期などをサポート
(2016/3/3 14:28)
米Google Inc.は2日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版v49.0.2623.75を公開した。「Google Chrome 49」ではCSSのカスタムプロパティやサービスワーカーのバックグラウンド同期、JavaScriptの最新仕様“ES2015(ES6)”の新しい機能などがサポートされた。
そのほかにも、プラグインなしでオーディオとビデオの録画が行える“MediaRecorder API”や、スクローリングを滑らかにアニメーション表示する“Smooth Scrolling”などを新たにサポート。フォントの読み込み処理や“Web Audio API”の改善なども盛り込まれている。
一方、ユーザーインターフェイス関連では、拡張機能のボタンがすべてツールバーに表示されるようになった。これまでアドレスバーの中に表示されていたアイコンも、これからはツールバーに表示されるようになるようだ。なお、ツールバーの幅を縮めると、そこからあふれた拡張機能のアイコンはハンバーガーアイコンのメニュー内に表示される。不要なボタンを表示したくない場合は、右クリックメニューから非表示にしたり、削除することもできる。
なお、本バージョンでは26件の脆弱性が修正されているので注意。主な脆弱性の深刻度の内訳は、同社の基準で4段階中上から2番目の“High”が8件、上から3番目の“Medium”が5件などとなっている。アップデートを怠らないようにしたい。
「Google Chrome」はWindows XP/Vista/7/8/8.1/10および64bit版の7/8/8.1/10に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Mac/Linux版も用意されている。
ソフトウェア情報
- 「Google Chrome」Windows向け安定版
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8/8.1/10および64bit版の7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 49.0.2623.75(16/03/02)