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高DPI環境への対応とセキュリティの強化を図った「WinRAR」日本語版v5.31が公開
ただし、古いOSで自己解凍書庫を実行する場合は十分に注意
(2016/3/9 17:44)
(株)DEGICAは9日、圧縮・解凍ソフト「WinRAR」(ウィンラル)の最新日本語版v5.31の販売を開始した。価格2,942円(税込み)などのシェアウェアで、インストール後40日間の試用が可能。現在、日本語公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
今回のアップデートでは、高DPI環境への対応が強化された。テキストサイズが150%以上に設定している場合にヘルプのテキストが異常に小さく表示される問題や、テキストサイズが125%以上の場合にファイルリストの幅が小さくなる問題などが解決された。そのほかにも、右から左へ記述する言語のサポートも改善されているという。
なお、本バージョンではセキュリティの強化も施されているとのこと。
従来バージョンの「WinRAR」で作成した自己解凍モジュールを実行する際には、実行フォルダーにあるDLLが読み込まれてしまう場合があった。これはセキュリティ上の脅威につながる可能性があるため、本バージョンではこの問題に対する対策が盛り込まれた。
ただし、この対策が有効なのはWindows Vista以降のOSに限られるので注意。古いOSで自己解凍書庫を実行する場合は、フォルダーに疑わしいDLLがないか確認するようにしたい。
ソフトウェア情報
- 「WinRAR」日本語版
- 【著作権者】
- Alexander Roshal 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- シェアウェア 2,942円(税込み)など
- 【バージョン】
- 5.31(16/03/09)