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解凍・圧縮ツール「WinRAR 5.5」が正式版に ~英語版がダウンロード可能

デフォルトの圧縮アルゴリズムが“RAR5”に。マスターパスワード機能も導入

「WinRAR」v5.50

 独win.rar GmbHは14日(現地時間)、解凍・圧縮ソフト「WinRAR」の最新版「WinRAR 5.5」を公開した。64bit版を含むWindows Vista以降に対応する価格29米ドル(税込み)のシェアウェアで、インストール後40日間の試用が可能。現在、公式サイトから英語版などをダウンロードできる。なお、日本語最新版は現在のところv5.40となっている。

 「WinRAR」は、書庫ファイルの作成・展開・修復・管理を行うためのツール。ZIP形式をはじめとするメジャーな圧縮フォーマットに加え、ZIP形式よりも高い圧縮率を誇る独自フォーマット“RAR”をサポートするのが特徴。特にマルチメディアファイルの圧縮に効果を発揮するという。そのほかにも、自己解凍書庫の作成、パスワードの追加、マルチボリューム書庫といった機能をサポートする。

 最新版となる「WinRAR 5.5」では、デフォルトの圧縮アルゴリズムが“RAR5”に変更された。圧縮率やリカバリー性能の改善、解凍・圧縮にかかる時間の短縮、256bit AES暗号化によるセキュリティ強化が期待できる。ただし、“RAR5”は古い“RAR4”と互換性がない。そのため、“RAR4”を利用するオプションも引き続き提供される。

 また、パスワードマネージャーが改良されたのも本バージョンにおける大きな変更点だ。「WinRAR 5.5」では保存済みのパスワードをマスターパスワードで暗号化し、不正なアクセスから書庫ファイルのパスワードを保護することができる。

デフォルトの圧縮アルゴリズムが“RAR5”に
保存済みのパスワードをマスターパスワードで暗号化

ソフトウェア情報

「WinRAR」
【著作権者】
win.rar GmbH
【対応OS】
64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1/10
【ソフト種別】
シェアウェア 29米ドル(40日間試用可能)
【バージョン】
5.50(17/08/14)