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解凍・圧縮ツール「WinRAR 5.6」が正式版に ~英語版がダウンロード可能

アイコンとツールバーのデザインが刷新。修復コマンドの改善も

「WinRAR」v5.60

 独win.rarは26日(現地時間)、解凍・圧縮ソフト「WinRAR」の最新版「WinRAR 5.6」を公開した。64bit版を含むWindows Vista以降に対応する価格29米ドルのシェアウェアで、インストール後40日間の試用が可能。現在、公式サイトから英語版などをダウンロードできる。なお、日本語最新版は現在のところv5.50となっている。

 「WinRAR」は、書庫ファイルの作成・展開・修復・管理を行うためのツール。ZIP形式をはじめとするメジャーな圧縮フォーマットに加え、ZIP形式よりも高い圧縮率を誇る独自フォーマット“RAR”をサポートするのが特徴。特にマルチメディアファイルの圧縮に効果を発揮するという。そのほかにも、自己解凍書庫の作成、パスワードの追加、マルチボリューム書庫といった機能をサポートする。

 最新版となる「WinRAR 5.6」では、アイコンとツールバーのデザインが刷新。回復レコードをもつRAR5書庫ファイルに対する[Repair(修復)]コマンドの効率が改善された。サイズの制限なく挿入や削除の検知が可能で、データがシャッフルされていても書庫ファイルを修復したり、複数の回復レコードから得られたデータを正しく並び替えて単一のファイルに統合できる。

 そのほかにも、パスワードのかかった書庫ファイルを解凍する際のパスワードダイアログの使い勝手を改善。進捗状況を表示するウィンドウで書庫ファイル上へマウスカーソルを移動させると、完全なファイル名を表示できるようになった。ファイル名がウィンドウに収まりきらない場合でも、完全なファイル名を参照することができる。また、ANSI、OEM/DOS、UTF-8、UTF-16などといった異なるテキストエンコーディングを認識し、コメントファイルで正しく表示できるようになった。

ソフトウェア情報

「WinRAR」
【著作権者】
Alexander Roshal
【対応OS】
64bit版を含む64bit版を含むWindows Vista以降
【ソフト種別】
シェアウェア 29米ドル(40日間試用可能)
【バージョン】
5.60(18/06/26)