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Microsoft、「Visual Studio」の次期版「Visual Studio 15」をプレビュー公開
新しい軽量インストーラーを追加。パフォーマンスの改善と新機能の追加が行われる
(2016/3/31 14:32)
米Microsoft Corporationは30日(現地時間)、統合開発環境「Visual Studio」の次期バージョン「Visual Studio 15」プレビュー版を公開した。“15”というナンバリングは内部バージョン(15.0.25123.0)に由来するもので、従来の命名法を踏襲するならば、正式な製品名は「Visual Studio 2016」か「Visual Studio 2017」になるものと思われる。
プレビュー版「Visual Studio 15」は“Enterprise”エディションがベースで、従来タイプの“クラシック”なインストーラーと、新たにデザインされた軽量タイプのインストーラーが用意されている。新しいインストーラーはコア機能のほかに、.NET Frameworkを利用したデスクトップアプリの開発や、Unityを利用したゲーム開発など、目的に合わせたサポートツールを追加インストールできるようになっており、“クラシック”タイプに比べ「Visual Studio」のインストールにかかる時間が短縮されている。
ただし、新しいインストーラーはまだプレビューの段階で、「Visual Studio」のすべての機能がサポートされているわけではないので注意。当面は“クラシック”なインストーラーも並行して提供される。
性能面では、「Visual Studio」本体の起動速度が最大30%高速化された。これは“クラシック”インストーラーを利用した場合でも、新しいインストーラーを利用した場合でも体感することが可能。
また、機能面ではWPF/UWPでエディット・アンド・コンティニューをサポート。新しいJavaScript言語サービス“Salsa”がプレビュー搭載されたほか、新しいC#/VBのコーディングスタイルアナライザーが搭載され、スタンダードなコーディングを身に着けられるようになった。そのほかにも、“フォルダーを開く”機能を搭載。ソリューションやプロジェクトがない場合でも、開いたフォルダーをルートとしてコードを閲覧できるようになった。
そのほかにも、「Visual Studio Tools for Node.js Tools 1.2」のアルファ版や、「Cordova 6.0.0」をサポートした「Visual Studio Tools for Apache Cordova」などのツールを搭載。“Microsoft Azure”や「SQL Server 2016」関連ツールもアップデートされている。
ソフトウェア情報
- 「Microsoft Visual Studio Enterprise 15 Preview」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 15.0.25123.0 Preview(16/03/30)