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先日公開された「Thunderbird 45」では脆弱性の修正も行われていることが明らかに

深刻度の内訳は“最高”が6件、“高”が3件など

「Thunderbird」のセキュリティアドバイザリ

 12日に公開されたメールソフト「Thunderbird」の最新安定版v45.0では、新機能の追加や改善に加え、脆弱性の修正も施されていることが明らかになった。

 Mozillaが公開した「Thunderbird」のセキュリティアドバイザリによると、「Thunderbird」v45.0で修正された脆弱性は全部で12件。深刻度の内訳は、Mozillaの基準で4段階中最も高い“最高”が6件、2番目に高い“高”が3件、3番目に高い“中”が2件、最低の“低”が1件となっている。

 ただし、ほとんどはv38.7で修正された脆弱性と共通しており、新規に追加されたのは3件のみ(MFSA 2016-36、MFSA 2016-19、MFSA 2016-18)となっている。一方、v38.7で修正された“MFSA 2016-31(悪意のあるNPAPIプラグインによるメモリ破壊)”は、v45.0に影響しないようだ。

 「Thunderbird」は64bit版を含むWindows XP/Server 2003/Vista/7/8/10などに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

(樽井 秀人)