レビュー
“Slack”のWindows Phone向け公式クライアントアプリ「Slack (Beta)」
ベータ版ながら“4.2”というユーザー評価を集める
2016年6月13日 05:05
「Slack (Beta)」は、コミュニケーションサービス“Slack”のWindows Phone向け公式クライアントアプリのベータ版。Windows Phone 8.1/Windows 10 Mobileに対応するフリーソフトで、“Windows ストア”から無償でダウンロードできる。
“Slack”は、チャットベースのクラウド型コミュニケーションツール。シンプルで使いやすいユーザーインターフェイス、絵文字を使った“リアクション”をはじめとする充実したチャット機能、APIでBOTやコマンドを実装することで他のサービスと簡単に連携できる点などが支持を集めている。
また、マルチプラットフォーム対応なのもうれしいポイント。Webブラウザーでの利用のほか、Windows/Mac/Linux向けのデスクトップアプリ(Linux版はベータ版)、iOS/Android向けのモバイルアプリが用意されている。Windows Phone版はまだベータ版という位置付けだが、記事執筆時時点でユーザーによる評価は“4.2”となっており、なかなかの完成度をみせている。精力的にアップデートがリリースされており、正式版のリリースも期待できる。
“Slack”は1つの“チーム(team)”のなかに複数の“チャンネル(channel、談話室。名前は # から始まる)”を設けて好みのものに参加できる仕組みになっており、Windows Phone版でも画面左上にあるハンバーガーボタン(横三本線のアイコン)をタップするとパネルからチャンネルの切り替えが可能。チームのメンバーと1対1でダイレクトメッセージをやり取りしたり、複数のチームに参加して切り替えることもできる。
チャンネル画面では“@(ユーザー名)”でユーザーにメンション(呼びかけ、相手に通知が送られる)を送信することが可能。チャンネル全体へのメンション“@channel”、オンラインのチャンネルメンバーへのメンション“@here”、チーム全体へのメンション“@everyone”(全員が参加する #general チャンネルのみ)なども利用できる。
また、“リアクション”を送ることも可能。投稿を長押しすると現れるメニューで[Add reaction]コマンドを選択すれば、投稿に付ける絵文字を選べるようになる。“/”から始まるスラッシュコマンド(Slash Commands)も利用可能。“/”を入力すると、コマンドがサジェストされる。
そのほかにも、ホーム画面にピン留めして新着情報をライブタイルで表示する機能や、実験的機能としてアニメーションGIF画像の再生をON/OFFする機能が搭載されている。
ソフトウェア情報
- 「Slack (Beta)」
- 【著作権者】
- Slack Technologies, Inc.
- 【対応OS】
- Windows Phone 8.1/Windows 10 Mobile
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2016.517.1617.0(16/05/17)