レビュー
[コマンド ウィンドウをここで開く]よりちょっと便利な「コマンドプロンプトに送る」
右クリックメニューから“cmd.exe”の起動とファイル名のセットまでしてくれる
2016年6月14日 13:54
「コマンドプロンプトに送る」は、右クリックメニューから簡単にファイルを「コマンドプロンプト」へ送ることができるツール。Windows 2000/XPに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。ベクターのライブラリページからダウンロードできる。
最近のWindowsならば、フォルダーで[Shift]キーを押しながら右クリックメニューを表示すると、[コマンド ウィンドウをここで開く]というコマンドへアクセスできる。このコマンドを利用すれば、当該フォルダーをカレントフォルダーにした状態で「コマンド プロンプト」を開くことができる。
しかし、このコマンドはフォルダーでしか利用できないという弱点がある。また、このコマンドが必要となるのは、当該フォルダーにあるコンソールアプリを実行するケースがほとんどだと思われるが、そのためにはアプリのファイル名を入力する手間を要する。
そこでお勧めしたいのが、「コマンドプロンプトに送る」だ。本ソフトを利用すると、[送る]メニューに[コマンドプロンプトに送る]という項目が追加される。ファイルの右クリックメニューからこれを選択すると、名前が入力された状態で「コマンド プロンプト」を起動することが可能。ファイルのあるフォルダーがカレントフォルダーにセットされた状態になっているので、あとは[Enter]キーを押すだけで「コマンド プロンプト」でファイルを開くことができる。
インストールも簡単で、解凍したアーカイブに含まれている“SendToCMD.exe”を起動し、“インストールしますか?”というダイアログで[はい]ボタンを選択するだけでよい。アンインストールの際は、[いいえ]ボタンを選択しよう。また、同梱の“SendToCygwin.exe”を利用すれば、「コマンド プロンプト」の代わりに「Cygwin」へ送る機能が利用できる。
ソフトウェア情報
- 「コマンドプロンプトに送る」
- 【著作権者】
- Small Bear 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.06