レビュー
Windowsの仮想化機能“Hyper-V”をGUIで手軽にON/OFFできる「HyperV-Switch」
スイッチを操作してOSを再起動させるだけ
2016年6月27日 12:43
「HyperV-Switch」は、Windowsの仮想化機能“Hyper-V”を手軽にON/OFFするためのツール。編集部にてWindows 10で動作を確認した。“GitHub”のプロジェクトページから無償でダウンロードできる。
最近の「Visual Studio」はシミュレーターを利用したデバッグをサポートしているが、このシミュレーターには“Hyper-V”が利用されている。そのため、利用するにはOSの起動時に“Hyper-V”のハイパーバイザーを有効化しておく必要がある。
しかし、“Hyper-V”を有効化していると「VMware Workstation」や「Oracle VM VirtualBox」などといったサードパーティ製の仮想PCソフトが利用できなくなってしまう。そこで“bcdedit”を利用してOSの起動メニューに“Hyper-V”なしでブートするオプションを追加して“Hyper-V”のON/OFFを切り替えるといった方法が公式ブログで紹介されているが、手順が少し煩雑で面倒だ。
そこでお勧めなのが、GUIで“Hyper-V”のON/OFFを切り替えられる「HyperV-Switch」だ。“bcdedit”コマンドの使い方がわからない人でも、マウスでスイッチを切り替え、案内に従ってOSを再起動するだけで“Hyper-V”の状態を変更することができる。
なお、“Hyper-V”を利用するにはいくつかのハードウェア要件をクリアする必要があるが、これをGUIでチェックしたい場合は「VirtualChecker」などがお勧め。
ソフトウェア情報
- 「HyperV-Switch」
- 【著作権者】
- nuits.jp 氏
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.0(16/06/12)