レビュー

“Twitter”の履歴をローカルでフィルタリング・全文検索できる「Twitter Delitter」

有償ライセンスを購入すればフィルタリングしたツイートを削除する機能が利用可能

「Twitter Delitter」v1.00

 「Twitter Delitter」は、“Twitter”のアーカイブをフィルタリング・全文検索できるビューワー。Windows 7/8/8.1/10に対応するフリーソフトで、作者の公式サイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 4.6.1が必要。

“Twitter”からダウンロードしたツイートの履歴

 “Twitter”には、すべてのツイート履歴をダウンロードする機能が備わっている。設定画面の“ユーザー情報”画面からリクエストしてしばらくすると、指定したメールアドレスにZIP形式で圧縮されたアーカイブのダウンロードリンクが送られてくる仕組みになっており、解凍して“index.html”を開くとWebブラウザーで履歴を閲覧できるようになる。

 しかし、この“index.html”はキーワード検索と日付けによるフィルタリングにしか対応していない上、データ量が多くなると動作が極端に鈍くなるという欠点がある。CSV形式のデータファイルも付属しているので、「Microsoft Excel」などの汎用表計算ソフトを利用してログを閲覧することも可能だが、「Twitter Delitter」のような専用ビューワーを利用する方が手軽に扱えて便利だろう。

 本ソフトでは、ツイートの履歴をカテゴリ(返信、リツイート、URLを含むなど)、投稿に利用したクライアント、投稿した年でフィルタリングすることが可能。そのほかにもキーワードの全文検索機能を備えているが、公式の“index.html”と異なりユーザー名にはヒットしない。ツイート本文にのみマッチする仕様だが、状況によってはこちらの方が使いやすいのではないだろうか。

ツイートの履歴をカテゴリ(返信、リツイート、URLを含むなど)、投稿に利用したクライアント、投稿した年でフィルタリングすることが可能
キーワードの全文検索機能も備える

 さらに、有償ライセンスを購入すればフィルタリングしたツイートを削除する機能が利用可能。特定のキーワードを含むツイートを過去にさかのぼって削除したい場合に役立つだろう。有償ライセンスは家庭利用に限定された“Home”(7米ドル)と、商用も可能な“Enterprise”(19米ドル)の2種類が用意されている。

ソフトウェア情報

「Twitter Delitter」
【著作権者】
Joseph Cox 氏
【対応OS】
Windows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト(一部機能は有償)
【バージョン】
1.00(17/01/10)