REVIEW(10/04/09)

複数文書を1つにできるMS Office互換の統合オフィス環境「EIOffice2009」体験版

ワープロ・表計算・プレゼンテーションを1つのウィンドウに表示可能

「EIOffice2009」体験版「EIOffice2009」体験版

 「EIOffice2009」は、「Microsoft Office」と高い互換性をもつ統合オフィス環境。Windows 2000/XP/Vista/7などに対応しており、体験版は本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。90日間の試用期間中はすべての機能を利用可能。製品版はダウンロード版が4,280円(税込み)などで販売されているほか、パッケージ販売されているUSBメモリ版も4,280円(税込み)などで販売されている。

 ワープロ・表計算・プレゼンテーションの機能を備えており、1つのウィンドウで異なる種類の複数文書を開き、並べて表示することが可能。さらに、異なる種類の複数文書を独自形式の1ファイルとして保存できるのが特長。「Microsoft Office」2003のDOC/XLS/PPTファイルのほか、「Microsoft Office」2007のDOCX/XLSX/PPTXファイルにも対応している。

 また、本ソフト独自の機能も備えている。たとえば、ワープロ機能では文書へ手書きのコメントを書き込むことが可能なほか、表計算機能では画像ファイルをセルに埋め込んで表示したり、動画ファイルをセルに埋め込んで独自プレイヤーで再生することができる。

手書きのコメントを書き込むことが可能手書きのコメントを書き込むことが可能

写真や動画を埋め込み写真や動画を埋め込み

 さらに、理科系の書類を作成する際に便利な、“サイエンスエディターパネル”を備えている。“サイエンスエディターパネル”では、高等数学で利用する積分記号・シグマといった記号のテンプレートや、科学に使う実験器具のイラストなどをドラッグ&ドロップで入力可能。そのほか、共有フォルダなどにあるファイルを同時に複数人で編集できる“オンライン共同作業”機能なども備える。

【著作権者】
Wuxi Evermore Software, Inc.
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7
【ソフト種別】
体験版(製品版はダウンロード販売 4,280円(税込み)など)
【バージョン】
5.0.1695.101 JA.L3

(長谷川 正太郎)