REVIEW(10/05/25)

数字と色を合わせて不規則に積まれた気泡を消していく2Dパズル「Count On Me」

ドラッグ&ドロップで気泡を合体させて数字と色を合わせていく

「Count On Me」Release 1「Count On Me」Release 1

 「Count On Me」は、画面を埋め尽くす気泡をドラッグ&ドロップで次々と消していく2Dパズルゲーム。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作を確認した。利用は非営利目的のみに限られ、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 画面は縦長の長方形となっており、中心に数字が書かれたカラフルな気泡がぎゅうぎゅう詰めに押し込まれている。この気泡は、数字と色が同じものが隣接すると、ブルブルと震えたあとに弾けて消える性質をもつ。

 気泡は数字が大きくなるほどサイズも大きくなっており、ドラッグ&ドロップで隣接する気泡と合体させることが可能。気泡を合体させると、中心の数字は2つの気泡を足した数となる。気泡の色は、数字が大きいほうの色となり、数字が同じ場合はドラッグしたほうの色となる。これを利用して、制限時間内に気泡を合体させては消していき、どれだけスコアを稼げるかを競うのが目的だ。

 本作の特長は、マス目に従ってコマなどを動かす一般的なパズルゲームと違い、円形の気泡が不規則に積み重なっていることだろう。気泡を合体させると、空いたスペースに積み重なった気泡が落ちてくるが、この動きには物理エンジンが利用されている。そのため、落ち方が規則的ではなく、おそらくこちらに落ちてくるだろうという予測が必要となるのが面白い。

 なお制限時間は、画面右側に縦長のゲージで表示され、気泡を消すことで少しずつ残り時間を増やすことが可能。気泡は消しても消しても新しいものが上から降ってくるため、基本的にはタイムオーバーでゲームが終了する仕組み。

 気泡には最初1桁の数字が書かれているが、合体させているうちにすぐに2桁となり、ほかの気泡と数字を合わせるのが難しくなってしまう。そこで、気泡を消しにくくなってきた際は、邪魔な気泡を1つにまとめてしまおう。気泡はどれだけ合体させても一定以上の大きさにはならないため、大きな数字をもつ気泡を1つだけ作れば、新しく数字の小さな気泡が増え、再度気泡を消していくことができるだろう。

【著作権者】
Petri Purho 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(非営利利用のみ)
【バージョン】
Release 1(10/03/01)

(加藤 達也)