REVIEW(12/03/30)

背景、月、雲のパーツを組み合わせて空の写真を作る「CosmicAI」

青空や夜空、積雲や巻雲を選択してパーツの大きさや配置を調節していく

「CosmicAI」v1.0 Preceding2「CosmicAI」v1.0 Preceding2

 「CosmicAI」は、背景、月、雲のパーツを組み合わせて写真のような空の画像を作成できるソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作にはJavaランタイム(JRE)が必要。

 背景、月、雲のパーツを選び、それぞれ状態や大きさ、配置などを決めることで、JPEG/BMP/PNG/GIF形式の空の画像を作成できる。なお、作成した画像を出力する際は、作者の用意したインターネット上のサーバーへ接続する必要がある。

 また、同梱の利用規約には、本ソフトで作成した画像の扱いに関する規約などが記載されている。利用する際には必ず確認しておこう。また、本ソフトは現在先行版として公開されており、今後は無料版・有料版を含む複数のグレードを公開する予定とのこと。そのなかには、オフラインでの使用が可能なグレードも含まれるようだ。

 空の画像を作成する際は、“サーチ”画面でそれぞれのパーツを選んでいこう。背景の場合は主に青空や夜空といった種類や太陽の表示・非表示を、月の場合は月齢を選択するだけである程度絞り込むことが可能。また雲は、積雲や巻雲といった種類や大きさなどを選択していこう。雲を選択する際は、フリーハンドで雲の絵を描き、それに近い雲を検索することも可能だ。

“コンポジション”画面“コンポジション”画面

 パーツを選んだら、“コンポジション”画面に移動してパーツの配置などを調節していく。マウスのドラッグで雲や月を移動できるほか、画面右側の項目を調節することで雲や月の大きさなどを変更できる。月は標準ではかなり小さく表示されるので、大きめに調節するとよいだろう。

 “コンポジション”画面では、画面に手書きで雲の絵を描くことで、その位置へ絵に近い雲を挿入することも可能。サクサク画像を作りたい場合は、上記の“サーチ”画面ではなくこちらを利用してパーツを追加していこう。現在本ソフトでは、1種類の背景、1種類の月に6つまでの雲を加えて画像を作成できる。今後のバージョンアップにより、より多くの雲を追加できるようになるようだ。

【著作権者】
三谷 隆暢 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0 Preceding2

(加藤 達也)