レビュー
任意のフォルダを手軽に“Dropbox”の同期対象へ追加できる「Dropbox Folder Sync」
同期対象から外すのも右クリックメニューから簡単に行える
(2013/3/14 10:45)
「Dropbox Folder Sync」は、指定したフォルダを手軽に“Dropbox”の同期対象へ追加できるようにするソフト。Windows XP/Vista/7/8に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。なお、動作には“Dropbox”公式のクライアントソフト「Dropbox」と.NET Framework 4が必要。
本ソフトをインストールすると、フォルダの右クリックメニューに[Sync with Dropbox]という項目が追加される。これを選択すると、当該フォルダが“Dropbox”と同期されるようになる。[Unsync with Dropbox]メニューを選択すれば、逆に同期設定を解消することも可能。パスの変更が難しいフォルダを“Dropbox”で同期したい場合や、フォルダを一時的に“Dropbox”へバックアップしたい場合などに役立つだろう。
このソフトが行う処理はシンプルで、指定したフォルダを“Dropbox”フォルダへ移動し、元の場所にジャンクション(シンボリックリンクの一種)を張っているだけ。逆に同期を解除する場合は、作成したジャンクションを削除し、“Dropbox”フォルダへ移動させたフォルダを元の場所へ戻している。仕組みをよく理解し、フォルダの実体を誤って削除しないように注意しよう。
なお、ジャンクションの作成にはWindows Sysinternals製のコマンドラインツール「Junction」が利用されている。このツールは「Dropbox Folder Sync」をインストール際、自動的にセットアップされるが、利用にはEULA(使用許諾契約書)への同意が求められる。同意する場合は、EULAが表示されたダイアログで[Agree]ボタンを選択しよう。「Junction」は“fsutil”や“mklink”といったコマンドとは異なり、管理者権限を必要とせずジャンクションの作成・検索が可能だ。
ソフトウェア情報
- 「Dropbox Folder Sync」
- 【著作権者】
- Satyadeep 氏、Sowrabh 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 2.5