レビュー
写真のジオタグをもとに地名を含むリネームが行える「Picmvr」
複数の写真をExifデータをもとに一括でリネーム・コピーできるソフト
(2013/10/29 10:47)
「Picmvr」は、複数の写真をExifデータをもとに一括でリネーム・コピーできるソフト。Windows 7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 4以降が必要。なお、本ソフトは暫定的なベータ版として公開されている。
Exif情報をもとに撮影日時やカメラの機種名などをファイル名やフォルダ名に付加できる写真のリネーム・コピーソフト「Picmv」の後継といえるソフトで、GPSなどによる位置情報(ジオタグ)を含む写真では撮影場所の地名をファイル名やフォルダ名に付加できる。旅行で撮影した写真などを地名のフォルダに整理したいといった場合に便利。
位置情報から地名への変換は本ソフト内に備えたローカルのデータベースを使うほか、独立行政法人農業・食品産業技術研究機構が運営する“Finds.jp”で公開されている情報を利用することも可能。ただし、“Finds.jp”を利用する際には利用回数に制限があり、制限を超えた場合はローカルのデータベースを利用することになる。
リネーム・コピーする写真はドラッグ&ドロップで登録するほか、接続したデジカメやメモリカードなどの“DCIM”フォルダを自動認識してインポートすることも可能。写真のほか動画にも対応している。また、リネームのルールは“%L”で地名といったように決められた書式に従って記述する必要があるが、書式の入力欄をクリックすると現れるポップアップ上のボタンから入力できるので簡単だ。
加えて、KML/GPX形式の位置情報ファイルをドラッグ&ドロップで登録しておき、さらに写真をドラッグ&ドロップすることで位置情報ファイルから写真にジオタグを付加する機能も備える。ただし、ジオタグの付加機能を利用するとJPEGファイルが劣化するとのこと。
ソフトウェア情報
- 「Picmvr」
- 【著作権者】
- 橋本 直之 氏
- 【対応OS】
- Windows 7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.10(13/09/16)