レビュー

日本語テキストを英語でそれらしく読み上げるWindows ストアアプリ「空耳メーカー」

英語で読み上げた際になんとなく元の日本語のように聞こえる“空耳”テキストを生成

「空耳メーカー」v1.1.0.2

 「空耳メーカー」は、日本語テキストを英語の音声合成エンジンでそれらしく読み上げさせることのできるWindows ストアアプリ。x86/x64/ARM環境に対応しており、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。現在、“Windows ストア”から無償でダウンロードできる。

 このアプリができることは、“空耳辞書”を用いて日本語テキストを“英語(空耳)”へ変換することと、それを米国英語を操る女性の声で読み上げること。

 “空耳辞書”は“あ”を“are”、“ら”を“law”などと置き換えるための辞書で、英語で読み上げた際になんとなく元の日本語のように聞こえる、“空耳”しやすいテキストを生成する。たとえば、“窓の杜(まどのもり)”は“maw doe noe molly”となる。このテキストそのものには何の意味もないが、英語の音声合成エンジンで読み上げさせると“マァードゥノーモリィ”といった感じで発音される。なんとなく“マドノモリ”に聞こえてしまうのがおかしい。本アプリには『般若心経』や都道府県、有名な俳句などといったテキストがプリセットされているので、いろいろなテキストを“空耳英語”へ変換して遊んでみよう。

 なお、本アプリはYahoo!が提供する“ルビ振りAPI”を利用しているので、漢字交じりの日本語テキストでもある程度ならばちゃんと“空耳英語”に変換できる。また変換した“空耳英語”の読み上げには、Windows 8.1に標準搭載されている音声合成エンジン「Microsoft Zira」が利用されているという。

ソフトウェア情報

「空耳メーカー」
【著作権者】
cx20 氏
【対応OS】
Windows 8.1(x86, x64, ARM)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1.0.2

(柳 英俊)