レビュー
Firefoxのタブをツリー化し、縦に並べられるようにする拡張機能「ツリー型タブ」
縦方向に画面を広く取りWebサイトを見やすくできる他、詳細なカスタマイズも可能
(2014/5/28 17:26)
「ツリー型タブ(Tree Style Tab)」(以下「ツリー型タブ」)は、「Firefox」のタブを縦方向に並べて表示する、ページ間のリンクをツリー化するなどの機能を追加する拡張機能。「Firefox」v24.0以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1上の「Firefox」v29.0.1で動作を確認した。ライブラリサイト“Add-ons for Firefox”からダウンロードできる。
「ツリー型タブ」を有効にすると、本来「Firefox」ではアドレスバーの下へ横一列に並ぶタブを、右または左の端へ縦一列に並べることができる。タブの一覧が縦に並べられるスタイルは珍しいが、本来横に並んでいたタブが縦になることで、縦方向の表示領域を確保しやすくなる。PCの画面解像度は横長のものが中心である一方、Webサイトでは縦長のレイアウトが採用されていることが多いためだ。
また、本拡張機能を導入すると、開かれるタブをツリー化できる。Webページ内のリンクを新規タブで開いた場合、“子タブ”としてツリー化される仕組み。「Firefox」には標準でタブグループ機能が実装されているが、「ツリー型タブ」が備えるツリー機能を用い、ツリーを展開したり折りたたむことで簡潔に複数のタブをまとめて扱える。ツリー単位での再読み込みやブックマークといった機能も重宝するだろう。
そのほか、各機能が豊富な設定項目を持つことも特徴。それぞれの機能のちょっとした挙動に至るまで細かく設定できるため、好みのスタイルにカスタマイズすることが容易である。また、タブ操作に関するショートカットの多くが「Firefox」の標準に準拠しており、違和感なく利用できるのもうれしい点だ。
ソフトウェア情報
- 「ツリー型タブ (Tree Style Tab)」
- 【著作権者】
- Piro 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.14.2014051101(14/05/10)